さざえカレー
隠岐にある土産物屋やフェリーの中など、売店ならたいてい売っています。隠岐ぽいとは思いますけど、実はこれ、怪しさいっぱいの食べ物です。
パッケージには「島じゃ常識」と書いてあります。
「なんじゃそりゃ?」と思って買ってみました。僕の知る限り「さざえカレー」なんて聞いたことがないし、隠岐にいる時でも一度も食べたことはありません。
ま、僕は怪しい食べ物を試すのは大好きなので。
このカレーが「さざえカレー」なのは、さざえのキモをすりつぶして入れているゆえだそうです。食べてみると、味は確かにさざえのキモの味がします。といっても、さざえのキモ自体があまりおいしいとは思えない(でも僕は必ず食べます)ので、味は特徴があるものの、このカレー、人にはすすめられません。隠岐の評判につながるかどうかは疑問です。
サザエの肝ではなく、サザエの肉の部分を入れた「具の大きいさざえカレー」にでもした方がおいしくなるのではないかと思います。
このカレーのパッケージでは、さざえのキモをすりつぶしたものを「さざえバター」と言ってます。これは、サザエのキモを食べたこと無い人が見れば、おいしそうに思うかもしないネーミングで感心しました。「島じゃ常識」のコピーも挑発的でインパクトがあるし、中身はともかく、パッケージは上出来だと思います。
これの製造元は海士町ですが、ここはダイビングセンターを作ったりして観光に力を入れているようですから、これも地域振興の一環なのでしょう。カレーの味はどうかと思いますが、この姿勢は隠岐の他の町や村も参考にしてほしいと思います(国からの税金の支給が永遠に続くとは限らんぜ)。
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さざえカレーのパッケージ。 |
西郷港の某土産物専門店
親戚が西郷港のフェリー乗り場の隣にある、某土産物専門店で小魚の袋入りの干物のを買いました。
見てみたら、パッケージにはでっかく「プロダクト・オブ・タイランド」の文字。
別にタイ製の物が悪いというわけじゃないけど、西郷みたいに、漁港がある土地で海産物を買うのなら、地元産だと思うのが観光客の当然の心理でしょう。
それを堂々と、しかも店に入ってすぐの所にこういうものを置く店の姿勢が理解できません。
せめて、「プロダクト・オブ・タイランド」の文字をシールで隠すなどの配慮をすべきでしょう。
この店に関しては、呆れる事がもう一つ。
4月に西郷に行った時に、ここで「梅ちりめん」を2袋買いました。
家に帰ってパッケージを開けてみたら、なんと、 カビが生えていました。
賞味期限は袋のどこにも書いてありません。
このまま黙っているのもシャクなので、2袋とも店に送り返しました。「不良品の場合は返送して下さい」とパッケージにも書いてあったし。
品物を送り返して数日後、母が店からの電話を受けました。
話し手は女の人だったそうですが、「ウチには責任がない」と言いたい(そんなことは実際言わなかったらしいけど)ような、つっけんどんな口調だったそうです。
品物かお金か、どちらを送った方がいいかと聞かれ、母はお金と答えました。
後日、店から封筒が送られてきました。何かと思ったら、お金でした。
お金はてっきり現金書留で来るのだろうと思っていたら、そうではなく、普通の封筒の中に、厚紙に硬貨をはさんだ形で来ました。
無くなったらどうするつもりだったんだろう?
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これがタイ製の干物が置いてある現場。 |
カビ入り梅ちりめんのパッケージ。 |