日本
AION DEATHRASH BOUND
(1989年)
ガチガチのTHRASHにテクニカル&メロディアスなG、洋物ではないかと錯覚するほどの世界的水準の内容にブッ飛んだ。大オススメ
中古価格が高いという話を良く聴くが、数年前にDISKUNIONで査定したら、盤質A、価値200円だったので、安く売っている可能性あり。
CASBAH RUSSIAN ROULETTE
(1986年)
日本THRASH/DEATH界の最高傑作
高速の演奏に羽鳥の日本人離れしたVが乗る
SLAYERも霞む最高の激音なのに、男っぽいカッコよさがあり、これぞCASBAHな作品(この時の羽鳥は世界水準だった。)
B面の「DEATH METAL」も超高速&男っぽくて最高
NOIZEもOFFERしたなど、世界的にも注目されていた。
INFINITY PAIN(1987年) タイトル曲は終始ブラスト、高速2ビートを叩きまくり、彼らの最速の曲
だが、以降の3曲がメタリカ的アプローチで、一緒に対バンしていたOUTRAGEの影響を感じる。違和感
が出てきた。
CASSANDRA GET YOUR THINGS(1990年) SHELL SHOCKのV&Gの伊藤の弟がV&Gのバンド
Vの声質は全く同じだが、Gがテクニカルで、Dも速いので、イイ
彼らの最高傑作「TO RUIN MYSELF」も聴ける3曲のデモ
COCOBAT COCOBAT CRUNCH(1992年) Bのグルーブとそれに合わせるGの刻みがカッコイイ
VもDも合わせて、メンバー全員で独特のグルーブ感を出している。HARDCOREの方向性を変えたと共に、多くのフォロワーを生み出した傑作
気がかりは、PUSHEADは永井豪にOKもらってんの?
CONCERTO MOON FROM FATHER TO SON
(2000年)
GとKはRISING FORCEのフォロワーで、Vがもろジャパメタ(高音が伸びないで切れる。)なサウンド
アップテンポな曲からバラードまで、ヴァラエティに富み、素晴らしいテクニックを堪能できる。
歌詞もなかなかクルものがある。
CROWLEY WHISPER OF THE EVIL
(1986年)
典型的なMETAL
澄んだハイトーンに悪魔をモチーフにした作風で独特なMINOR臭がある。
DEMENTIA STRUGGLE FOR REBEL
(1986年)
ハイトーンボーカルのSPEED METAL
高い演奏力で突っ走っていくが、展開も考えており、同時期のXよりも海外のバンドに近かった。今聞いても凄い
DOOM GO MAD YOURSELF!
(1986年)
このバンドというと諸田のBのテクニカルな進行で構築されていくというイメージがあるが、本作もそのイメージ通りで、過激なBが中心になっているが、各パートもまた凄い。唯一無比なサウンドで、THRASHとしてカッコイイ
NO MORE PAIN(1987年) とにかくブッ飛ぶB全開、各メンバーの個人パートの繋ぎ合わせのようなところがあり、勢いやLIVE感がある。複雑なようでいてむしろストレートでスケール感よりも各メンバーの思いが優先されている。
彼らはジャケからプログレ的などど先入観をもたれるが、歌詞を見てもわかるように、曲は純然たるTHRASH
海外のプロデューサーは先入観に合わせたのか、以降はジャケのようにプログレしていく。
DRAGON GURDIAN 聖邪のドラゴン
(2007年)
ジャケが思いっきりアキバ系、中身も思いっきりアキバ系
プログラミング主体のRPGゲームの様な構成に、ドラゴンクエストの様なストーリー、アニメのアフレコ
なのに、サウンドは紛れもなく高品質のMETAL
シンフォニックなメロディー、ブラストまで炸裂するリズム、BAL−SAGOTHを彷彿させるシンフォニックなサウンド
1人で3役のアフレコをこなしながら歌いあげる女性Vも(聴いてて恥ずかしくなるが、、、)はまっている。
そして、1曲目を聴いたら通しで聴かずにはいられない展開
豊かな才能と個性による新しいサウンド
GASTUNK DEAD SONG
(1985年)
本作ではMETALアプローチなPUNKを聴かせる。
VのBAKIはHARDCOREな曲からメロディアスな曲まで歌い上げ、GのTATSUもHARDCOREなリフに泣きのソロ、BのBABYとDのMATSUMURAは曲の骨格となるリズムを骨太に刻んでいく。多才なメンバーが作り出したHARDCORE PUNKなのに美しい大傑作
GERONIMO
(不明)
アコギで軽快に走っていく、WESTERNなPUNKがカッコイイ
GAUZE EQUALIZING DISTORT
(1986年)
速さに妥協がないHARDCOREの2ND
とはいってもGRINDCOREやTHRASHにならず、PUNK精神を貫いていく。流行に批判的な歌詞も骨太なサウンドも頑固にPUNK
GIGが終わって、その横に機材を設置し初め、また同じGIGをするなど、我が道を進んだバンド
GENOA WHAT A WONDERFUL LIFE! HA!!
(1990年)
ザクザクのBが中心になって突っ走るHARDCORE
短く走り抜ける曲が中心でスカッと聴ける。
おまけのソノシートのLIGHT MY FIREが何気にカッコイイ
この後カバー5曲のソノシートが出たが、全曲カッコよくアレンジしている。ソノシート大オススメ
THE END WITH BEGIN
(1990年)
帯びにはTHRASHと紹介されているので、サウンドチェンジしたのかと思ったが、全くもってHARDCORE
音が格段にクリアになり、なんかピンボケしたように感じる。ブランドを着飾った彼らを魅力的とは思わない。素のままの彼らが発散するものを聴かせて欲しかった。
GROUND ZERO GATE OF DEATH(1987年) GERMAN THRASHを彷彿させる作品
全パートが日本人臭さを感じさせない。
Gの複雑なリフを核として突進するサウンドは同時期の日本THRASHシーンにおいて異彩を放っていた。
JURASSIC JADE A CRADLE SONG
(1986年)
HIZUMIのヒステリックなVにSLAYER並みの高速THRASHを展開する彼ららしい作品
WAR BY PROXY(1987年) SLAYER系の高速THRASHに、日本語に歌詞の存在が目立ち出した作品。
GORE(1989年) 日本語で表現するTHRASHERの存在を認めさせた。
歌詞が痛烈かつ真実であり、過激な演奏以上に過激な殺傷力を持った。過去の過ちや現代社会の問題の痛いところをガンガン突いてくる。
サウンドは世界でも通用する高速THRASHでSLAYERのフォロワーとして認められるほどの世界観と音楽性
なのに日本語の表現にこだわり、日本のアンダーグランドに君臨する。
彼(彼女)らの信念にエールを送りたい。大オススメ

LPとCDでは曲順が違い、LPの方は前半を飛ばしまくる曲順で、個人的にCDも同じ曲順にして欲しかった。それでも大オススメ
LIP CREAM KILL UGLY POP(1986年) 当時の日本HARDCORE界の帝王(個人的意見)の1ST
14曲31分、速い曲ばかりだが、作品全体を意識した曲順や勢いだけではない曲構成など、隙のない作品
バキバキのB、メロディもあり演奏力の高いG、高速のD、パンクな声と歌詞、PUNKが過激に進化した傑作
MAGGOTY CORPSE FOREST OF DISMEMBERED FLESH
(1992年)
デモながらアートワークが素晴らしい
サウンドはGのテクニックもあり、過激ながら聴き処がある。

海外レベルのDEATH/THRASH系
BAPTISMA
(1993年)
前作同様、アートワーク、サウンドのどれもが、暗い独特の世界を醸し出している。
OUTRAGE OUTRAGE(1987年) 世界的な評価を得てもおかしくないクオリティ
日本人離れした高橋のVはMETALLICAを彷彿させるが、阿部の尖ったリフとメロディアスで構成の素晴らしいソロで誰にも真似できないサウンドを確立している。当時の最高のTHRASH4曲が詰まった作品。大オススメ
BLACK CLOUDS(1988年) 前作ミニから1年でメジャーデビューした1ST
速い曲は前作ミニから持ってきて、聴かせる曲を追加してできた感じで、悪くはないけど、何を表現したかったのかが不明
BLIND TO REALITY(1989年) 思いっきりMETALLICAになった。だけど後追いのコピーバンドになってどうするのか?
イイ作品だが、LIVE HOUSEでの勢いはもう感じられない。
POISON ARTS ONE HUNDRED DRAGON
(1989年)
HARDCOREの中では異端の作品
サウンドはTHRASH寄りだし、メロディアスなGだし。
HARDCOREなVが乗るから、HARDCOREに聴こえてしまうが、結構METAL
RITUAL CARNAGE EVERY NERVE ALIVE
(2000年)
元在日米軍がV&BでG&Dは日本人の2ND
徹頭徹尾THRASHしまくる。だけどリフにひねりがありカッコイイ
基本は古き良きTHRASHだが、新しいテイストが加味されていて、新鮮な破壊力を感じる。オススメ
ROSE ROSE EMOTIONAL DISTURBANCE(1986年) カッコイよく、速いHARDCORE
Vがカッコよく、また、バックVとの掛け合いもカッコイイ
METAL的なリフも織り交ぜ、凄まじい速さで曲が展開されていく個性的な作品
SKATEHEAD’88(1986年) アメリカのスケボー文化に感化されてしまったが、演っていることはそんなに変わっていない。ただし、METAL色が薄れ、速いTHRASHの色が濃くなった。とはいってもPUNKなノリは健在(何で’88なのか不明)
CLASH YOUR BRAIN
(2000年)
NAPALM DEATH等の影響がモロに出ている。
Gもかわり以前の作品とも随分と変わった。
Gはゴリゴリになり、以前のサウンドに突然カオスなブラストが炸裂する。過激になったが、なんか整合性がなくなった感じがする。以降の作品は聴いていいない。
SABBRABELLS DOG FIGHT
(1985年)
伸びのあるVに哀愁を帯びたメロディのタイトル曲がイイ
SACRIFICE CREST OF BLACK(1987年) 暗く重いミドルテンポの曲が中心で、そこに乗る暗くて太いVが日本人離れしている。カッコイイ(2曲目の速い曲が特にカッコイイ)
SHELL SHOCK SELF DEFENCE(1987年) 戦争をテーマにしていたTHRASHER
自衛というタイトルが永遠のテーマで。。。
サウンドはNUCLEAR ASSAULT系のCOREなTHRASHだが、おふざけ的な曲はなく、展開を重視したそれなりの長さが続く。カッコイイ
MORTAL DAY(1989年) 社会的な歌詞が中心になり、サウンドの幅も広がり、同時期のTHRASHERとは違う方向性の作品
モダンヘビネス的アプローチでGソロも的確にメロディだけ弾いて終わり、先進過ぎたかも。。。
S.O.B LEAVE ME ALONE(1986年) この時期の日本のバンドはS.O.Dの影響が大きく、高速2ビートのバンドが充実していたが、既にブラストの領域で衝撃的作品
DON’T BE SWINDLE
(1987年)
スタイルを確立し、完全ブラストにノイジーな展開
日本語の歌詞も気持を煽ってくる。EXTREMEで超オススメ
ソノシート
(1988年)
NAPALM DEATHとのカップリング
このソノシートオリジナルの3曲とNAPALM DEATHのカバー1曲収録
初版が黒地に白のジャケでソノシートが黒、再版が黒地に赤のジャケでソノシートが赤、コレクターズアイテムだが、曲もカッコイイ
THE STALIN STOP JAP
(1982年)
15曲34分、最後の曲が5分なので、1・2分台の曲が多く、目まぐるしく最後の曲にたどり着いていく。サウンドは典型的な日本のパンクだが、演奏力も高く、歌詞も独自のシュールな世界があり、いつ聴いても新鮮さが失われない。
虫(1983年) 12曲32分、最後に10分の曲が収録されているので、他の曲がいかに速いことか。HARDCORE並みの速さの曲もあるくらい速い曲が多い。リフは典型的なPUNKに速いリフも加わり、前作以上に滅茶苦茶な歌詞はストレートに何かを訴えてくる。オススメ
TRANSGRESSOR TWISTING BROCHUS
(1990年)
まだ、THRASH、HARDCORE全盛の時期にDEATH系で活動していたバンドの2NDデモ
レベルは高いが、プロモーションもなく埋もれた。
UNITED BEAST DOMINATE
(1986年)
作品毎にサウンドが変わるので、前後の作品は関係なし
本策はANTHRAXに影響されてスケボーを始め、ANTHRAXのコピーみたいな曲を演り、S.O.Dのような裏ジャケで構成された作品
本家並だけど、オリジナルでない。。。
VOLCANO VIOLENT
(2001年)
GARGOYLEのGとAIONメジャーデビュー後のVによる1ST
しっかりしたリズム隊によるメロディアスな展開のTHRASHにジャパメタV。。。レベルが高いのに、Vが。。。それでも大オススメ
VANISHING VISION(1988年) HIDEが入って思いっきり化けた。ここまでメロディアスなソロをフューチャーし、曲展開もここまで凄くなるとは。。。
YOSHIKIの才能とそれを実行できるメンバーが揃ったから生まれた奇跡的作品
昔の速さ一辺倒だったころとは大違いで、VISUAL面も受け、モンスターバンドになっていく。
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