ロードモジュールを、同時に実行されることのない複数個の部分(セグメント)に分割し、実行時にセグメントを交互にローディングする方式はどれか。
ア オーバーレイ
イ スワッピング
ウ ダイナミックリンク
エ 動的再配置
オ ロールインロールアウト
1999/08/22
オペレーティングシステムに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア MVSでは、多重仮想記憶による多重プログラミングを実現しているが、多重タスキングの機能は擬似タスク方式で提供している。
イ UNIXでは、複数のプロセスを時分割などを用いてプリエンプティブなマルチタスク方式でプログラムを実行している。
ウ Windows3.1は、擬似マルチタスク方式で複数のアプリケーションを実行しているので、タスク切替が自動化されている。
エ Windows95、WindowsNT、及び大多数のUNIXでは、32ビットフラットメモリ空間をアプリケーションプログラムごとに複数提供している。
Windows3.1のタスクの切替は、自動化されているのではなく、ウィンドウ操作によってアクティブになったアプリケーションのタスクが実行される。
Windows95、WindowsNTでアプリケーションプログラムごとに提供されるのは32ビットメモリ空間(4Gバイト)のうち、下位の2Gバイトである。
1999/08/03
各タスクを、待ち行列の順に一定時間(これをタイムクォンタムと呼ぶ)ずつ処理し、タイムクォンタム終了ごとに待ち行列の最後尾につなぐ方式の多重プログラミングシステムがある。タイムクォンタムの設定値を変化させたときのシステムの振舞い(タスクの処理終了時間)について、適切な記述はどれか。
ア 設定値を減少させると、I/Oバウンドのタスクの処理終了時間は、CPUバウンドの処理終了時間よりも相対的に長くなる。
イ 設定値を減少させると、I/Oバウンドのタスクの処理終了時間は、CPUバウンドの処理終了時間よりも相対的に短くなる。
ウ 設定値を減少させると、オーバーヘッドが増加するので、すべてのタスクの処理終了時間が同じように長くなる。
エ 設定値を増加させると、オーバーヘッドが増加するので、すべてのタスクの処理終了時間が同じように長くなる。
タイムクォンタムを減少
I/Oバウンドのタスク:CPU処理が少ない→待ち時間が減少→CPU処理が早く終わる(可能性がある)
CPUバウンドのタスク:1回の割り当て時間が短くなる→待ち状態となるこのとが増える→終了処理時間が長くなる(可能性がある)
1999/07/26
図はOSによって制御されているタスクの状態遷移を表す。a、b、cの各状態に当てはまる組み合わせとして、適切なものはどれか。

| a | b | c | |
|---|---|---|---|
| ア | 実行可能状態 | 実行状態 | 待ち状態 |
| イ | 実行可能状態 | 待ち状態 | 実行状態 |
| ウ | 実行状態 | 実行可能状態 | 待ち状態 |
| エ | 実行状態 | 待ち状態 | 実行可能状態 |
タスク生成後は実行可能状態(a)になる。
実行状態(c)からタスク終了となる。
| 実行可能状態→実行状態 | ディスパッチング |
|---|---|
| 実行状態→実行可能状態 | CPU時間を使い切る 優先順位の高いタスクが実行可能状態となる |
| 実行状態→待ち状態 | 入出力システムコールの実行 waitシステムコールの実行 |
| 待ち状態→実行可能状態 | 入出力割込みなど |
1999/07/19