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システム障害を起こしたデータベースをウォームスタートにより再始動によって回復する。後退復帰(ロールバック)処理と再実行をすることなく、前進復帰(ロールフォワード)処理だけで済ませることができるトランザクションはどれか。ここで、チェックポイントでは、その時点で実行中のトランザクション情報やデータベースの更新履歴などのログ情報を書き出すとともに、データベースへの書出しも行う。
ロールフォワード処理で復旧できるのは、障害発生前にコミットがなされているものである。
(ア)はチェックポイントの前にコミットされているため、回復処理は不要である。
(ウ)と(エ)は障害発生時に処理中の状態なので、ロールバックしてからトランザクションを再実行する必要がある。
1999/08/06
”社員”表から同姓同名を検索したい。適切なSQL文はどれか。
社員番号 | 氏名 | 生年月日 | 所属 |
---|---|---|---|
0001 | 新井 健二 | 1950/02/04 | 営業部 |
0002 | 鈴木 太郎 | 1955/03/13 | 総務部 |
0003 | 佐藤 宏 | 1961/07/11 | 技術部 |
0004 | 田中 博 | 1958/01/24 | 企画部 |
0005 | 鈴木 太郎 | 1948/11/09 | 営業部 |
0006 | 佐藤 憲治 | 1962/05/08 | 製造部 |
ア SELECT DISTINCT 氏名 FROM 社員 ORDER BY
氏名
イ SELECT 氏名 FROM 社員 GROUP BY 氏名 HAVING
COUNT(*) > 1
ウ SELECT 氏名 FROM 社員 WHERE 氏名 >
1
エ SELECT 氏名 FROM 社員 WHERE 氏名 = 氏名
社員表の氏名でグループ化し、カウントを取ることによって、同姓同名の人がいればCOUNT(*) > 1 となることを利用する。
1999/08/06
関係データベースのアクセス効率について、適切な記述はどれか。
ア 更新の頻度が高い列に対しては、索引を少なくする方が効率がよい。
イ 最初に最適なアクセスパスを一つ用意すると、データ量が増加しても効率は悪化しない。
ウ すべての読取りアクセスは、必ず索引を使うアクセスパスにする方が効率がよい。
エ 同時に多くのトランザクションが処理されても、排他制御機能があるので効率には影響しない。
1999/08/06
あるSQL文を処理したとき、次のような測定結果が得られた。ここから何らかの資源の待ちが発生していると考えられるが、その待ち時間は何秒か。ただし、通信処理時間は無視してよい。
ア 4.8
イ 6.2
ウ 28.8
エ 29.0
オ 34.8
待ち時間 = 応答時間 (35s)- 実行時間
実行時間 = 物理I/Oに関する実行時間 + CPU時間(0.2s)
物理I/Oに関する実行時間 = 0.15s * 400 = 6s
∵待ち時間 = 35s - (6s + 0.2s) = 28.8s
なお、論理I/O回数は、CPU時間に含まれると考えられるため無視する。
1999/08/06
データベース言語に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
ア NDLにおけるモジュール言語では、手続きを定義できない。
イ NDLは、ISOで標準化されていない。
ウ SQLにおけるカーソルは、開かれた状態かまたは閉じられた状態かのどちらかであり、カーソルの初期状態は開かれた状態である。
エ SQLの権限定義機能を用いることによって、表に対する挿入、更新、削除などの権限を定義できる。
オ SQLのデータ操作機能は、データの検索、挿入、削除だけで構成される。
1999/08/05