スパイラルモデルのソフトウェア開発プロセスに関する記述として、正しいものはどれか。
ア 開発コストなどによってリスクを評価しながら開発するので、リスクが最小となる。
イ 基本的に手戻りを許さないので、仕様変更には著しく大きな工数を要する。
ウ 最初からユーザの要求仕様が明白な場合に、最も効率的である。
エ 設計工程で作成したドキュメントをテスト工程で活用することによって、品質を向上できる。
1999/09/04
ソフトウェアを中心とした情報システム開発の取引について、SLCP-JCF94(Software Life-Cycle Precesses-Japan Commen Frame 94)が策定されている。この目的に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 購入者と供給者の二者間取引におけるシステムの使用から終了までの使用条件について定めること。
イ 購入者と供給者の二者間取引に共通の物差しを用いて取引を明確化すること。
ウ 購入者と供給者の二者間取引の契約条件をパターン化すること。
エ 購入者と供給者の二者間取引のトラブルを回避するためのガイドラインを定めること。
1999/07/31
ワークデザイン手法による情報システムの設計に関する記述として、適切なものはどれか。
ア 演繹的設計手法の一つであり、対象業務のあるべき姿や目的を明らかにして、トップダウンアプローチで、新システム案を作成する方法である。
イ 帰納的設計手法の一つであり、対象業務の調査・分析結果から要求(ニーズ)を引き出し、対象業務の論理モデルを作成する方法である。
ウ 現状分析を基本に問題点を抽出し、解決策を導き出すボトムアップアプローチで、新システム案を作成する方法である。
エ 情報をヒト、モノ、カネと同じように対象業務の資源として認め、データモデルの構築を先行させてシステム設計を進める方法である。
| 現状指向型アプローチ | 目的指向型アプローチ | |
|---|---|---|
| 特性 | ・帰納的 ・改善型 ・how to do ・「どのようにすれば改善できるか」を追求 |
・演繹的 ・創造的 ・what to do ・「何をすれば目的が達成できるか」を追及 |
| 手順 | 1.現状の分析 2.問題点の摘出・列挙 3.改善案の提示 4.ソフトウェア要求の作成 |
1.目的の設定 2.目的達成のための機能選定 3.機能実現に向けての提示 4.ソフトウェア要求の作成 |
1999/07/21
ISO 9000シリーズに関する記述のうち適切なものはどれか。
ア ISO 9000-3は、ISO 9003をソフトウェアの品質システムという観点から補足・加筆されたものである。
イ ISO 9001〜9003は、供給者のための規格であり、ISO9004は、購入者のための規格である。
ウ ISO 9001〜9003は、契約の際に購入者が供給者に対して要求する品質管理要求事項を述べたものである。
エ ISO 9003は、ソフトウェア開発にISO9001を適用するためのガイドラインであり、品質システムの規格である。
| ISO 9001 (JIS Z 9901) |
設計から開発、保守までの全工程を対象とするモデル | 購入者のための規格 |
|---|---|---|
| ISO 9002 (JIS Z 9902) |
生産から据付までの工程を対象とするモデル | |
| ISO 9003 (JIS Z 9903) |
試験および検査を対象とするモデル | |
| ISO 9004 (JIS Z 9904) |
開発者側が品質保証システムを構築するための指針を示す | 供給者のための規格 |
1999/07/19
うちの会社はISO9001を取得したみたい(検査準備とかけっこうたいへん…)