情報処理システムの基本的な構成を図のように分類したとき、分散処理システムに関する記述として、適切なものはどれか。
情報処理システム | 集中処理システム | |||||||||||||||||||
分散処理システム | 水平機能分散システム | |||||||||||||||||||
水平負荷分散システム | ||||||||||||||||||||
垂直機能分散システム | ||||||||||||||||||||
垂直負荷分散システム |
ア 垂直負荷分散システムの代表例として、クライアントサーバシステムが挙げられる。
イ 水平負荷分散システムを用いると、システム全体のアベイラビリティ向上が期待できる。
ウ 例えば金融システムにおいて、情報系用コンピュータと勘定系用コンピュータのようにコンピュータごとに機能を分けた場合、それは垂直機能分散システムと見なせる。
エ 分散処理システムは、システムの規模や能力を大きくすることによる運用・保守費用の増加を、集中処理システムより抑えることができる。
オ 分散処理システムは、集中処理システムに比べてデータ処理プログラムの追加、変更が容易である。
ア クラサバは垂直機能分散
ウ 水平機能分散
2000/06/19
2台のコンピュータを通信回線で接続し、一方向にデータを伝送するシステムがある。平均回線利用率を0.4と0.5の間にするには、通信速度を何ビット/秒にすべきか。
[条件]
・電文の送信回数は、1時間当たり平均6,000回である。
・電文長は、平均450バイトである。
ア 9.6k
イ 14.4k
ウ 28.8k
エ 64k
回線利用率を1にするためには、
450byte * 8bit * 6000 / 3600s = 6kbps
必要。
回線利用率を0.4〜0.5の間にするためにはこれより速くしないといけない。
6kbps / 0.5 = 12kbps
6kbps / 0.4 = 15kbps
よってイの14.4k
2000/05/15
計算機システムの稼動状況に関する次の指標のうち、その測定のためにソフトウェアモニタが必要となるものはどれか。
ア 主記憶のアドレスごとのアクセス頻度
イ タスク(プロセス)ごとのCPU使用時間
ウ バッファ記憶のヒット率
エ 分岐命令の使用頻度
オ 命令実行回数
ソフトウェアモニタはOSの一部に組み込まれることが多い。イ以外は一般にハードウェアモニタによって測定する。
1999/07/31
オンラインシステムの信頼性を向上させるためのシステム構成a〜cと、それぞれの呼び名について、正しい組み合わせはどれか。
a 2台の処理装置で同時に処理を行い、それぞれの処理装置の処理結果を比較して故障を検出できるようにした構成
b システムの構成要素に冗長性を導入し、構成要素の故障があってもシステム全体としては正しく動作する状態を保つ構成。
c 予備系のシステムがオンライン処理のプログラムをロードした状態で待機しており、本番系が故障したときに速やかに切り替えて処理を実行する構成。
a | b | c | |
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ア | デュアルシステム | クライアントサーバ | マルチプロセッサ |
イ | デュアルシステム | フォールトトレラント | ホットスタンバイ |
ウ | デュプレックスシステム | クライアントサーバ | ホットスタンバイ |
エ | デュプレックスシステム | フォールトトレラント | ホットスタンバイ |
オ | デュプレックスシステム | フォールトトレラント | マルチプロセッサ |
1999/07/19
デュアルとデュプレックス、どっちがどっちかいつも迷う…