災害などの緊急事態に備えて、情報システムの緊急時対応計画(コンティンジェンシプラン)の必要性を検討したい。この対応計画に関する記述のうち、適切なものを二つ選べ。
ア 新しいシステムを稼動させる場合、策定されている緊急時対応計画は見直されなければならない。
イ 緊急時対応計画は、日常業務で使用しているパソコンのデータを復旧することは含めなくてもよい。
ウ 緊急時におけるリカバリ時間の予測と必要な資源の選定には、利用者部門の関与が必要である。
エ 災害の予測や対策の投資効果の算出が困難な場合、策定される緊急時対応計画の信頼性が低く、効果はない、
オ 復旧計画や対応手順を十分に周知すれば、要因の定期的な対応訓練を一部省略できる。
1999/07/31
暗号方式に関する記述のうち、正しいものはどれか。ここで、秘密かぎ暗号方式は、慣用暗号方式とも呼ばれる。
ア 公開かぎ暗号方式では、暗号化かぎ、復号かぎ共に公開する。
イ 電子署名のような認証に暗号を利用するには、公開かぎ暗号方式よりも秘密かぎ暗号方式の方がよい。
ウ 秘密かぎ暗号方式では、暗号化かぎと復号かぎが等しい。
エ 秘密かぎ暗号方式では、復号かぎを公開する。
| 長所 | アルゴリズムが単純。処理時間が短い。 |
|---|---|
| 短所 | 秘密鍵の転送が必要。鍵の管理が複雑。 |
| 例 | DES(Data Encryption Standard: データ暗号化規格) |

| 長所 | 暗号化鍵の配布が容易。鍵の管理が容易。ディジタル署名による認証機能を持つ。 |
|---|---|
| 短所 | アルゴリズムが複雑。処理時間が遅い。 |
| 例 | RSA(Ronald Rivest, Adi Shamir, Leonard Adelemen: 発案者の頭文字) |

1999/07/20
それは秘密DES…