第14部 問題発見・解決能力


平成10秋 AN 問59

経営管理の問題解決技法であるケプナー・トリゴー法(KT法)の説明として、最も適切なものはどれか。

 一定条件の元で、新しい考え方を生み出す手法である。他人の新しい考えを批判しない条件が守られなければならない。通常10人ぐらいでグループを作り、一人が司会、もう一人が記録を担当する。
 具体的対象から抽象的概念を生み出すことから始まる。その抽象的概念から新たな具体的概念を創案し、更に、より実体のある概念に詳細化する過程から問題解決に至る。
 参加者には、解決すべき問題の説明文を渡しておき、参加者は、あらかじめ問題の設定、情報の評価、解決策の立案をしておく。そして、集団討議方式で、お互いの問題認識と解決策を突き合わせながら、評価をする。
 問題への取り組みと思考方法の手順である。解決すべき問題の原因を追求後、解決の目標を設定し、それを達成できる手段を探索する。短時間で問題が解ける、論理的思考ができるなどの特徴がある。

解答 エ

ケプナー・トリゴー(Kepner-Tregoe)法
現状分析と問題解決の技法。状況分析(SA)、問題分析(PA)、決定分析(DA)、潜在的問題分析(PPA)の四つの思考プロセスを設定し、発生した問題をこれらに当てはめて分析する。
特徴
目的ベースで、事実を中心に考え、論理的に思考する。

ア:ブレーンストーミング
イ:ワークデザイン
ウ:事前準備(検討)を含んだ集団討議による問題解決技法

1999/07/19


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