★IDリーグ2連覇達成 伴流フライを捕ってMVP

晴天に恵まれた第26回IDリーグは、ディスカバーズ、レッドフォックス、デザートの強豪を相手に3戦全勝をマークし、文句なしの優勝、新戦力長谷川を含む16人の選手が一丸となってリーグ2連覇を成し遂げた。3戦目、同じく2戦2勝のデザートとの対戦は、これに勝ったほうが優勝という大一番となり、ここでピグモン先発住吉はデザートから完封勝利を奪い優勝を決めた。決定的な打のヒーローが不在のこの試合、完封勝利をあげた住吉のMVPは当確かと思われたが、デザート監督は自軍が打ち上げた6個のキャッチャーフライが敗因と分析。キャッチャーフライに仕留めた住吉ではなく、フライを捕った側の捕手伴流をMVPに選出するという、これまでにない全く新しい選定基準を示し、会場を湧かせた。次回IDリーグはチャンピオンとして、再度デザートと、そして2部から昇格のコスモス、せんがくずとの対戦を受けて立つ。


◎ 第4戦 IDL
  vs ディスカバーズ 4/19 (日) / 春光スポーツクラブ 9:10-10:35

1
2
3
4
5
6
7
8
9
ディスカバーズ 0 0 0 0 0 1 0     1
ピグモン 0 1 0 1 0 0 X     2
 

投手:高間(7回)
【勝】 高間 2勝 1負 0S
【S】    
【負】    
【本】 大串1号

高間投打で存在感 効いた大串ソロ

強豪ディスカバーズとのIDリーグ初戦、ピグモン先発高間は2回表に2死満塁のピンチを招くがここをなんとか無失点にしのぐと、その裏、バントヒットと盗塁の住吉を2塁に置いた場面で、高間がセンターオーバーの二塁打を放ち先制。4回には大串のソロホームランで2-0とリード。自らのバットで先取点をもぎ取った高間のピッチングは3回以降、冴えに冴え、3,4,5回と3者凡退。6回も2連続三振を奪い、完封勝利も見えた矢先、サード伴流のエラーで許したランナーを、レフト住吉のエラーで返され、1点差に迫られるが、ここで捕手石井がこの試合2個目の盗塁阻止を見せ傾きかけた流れを立て直した。7回も高間は3者凡退に仕留め、2-1で初戦突破。終わってみれば4回の大串の一発が極めて重要な一打となる試合だった。

  打席 打数 安打 打点 打率 1 2 3 4 5 6 7    
1 松本 3 3 0   0.333 0   右飛   二飛   三ゴ        
  伴流 0 0 0   0.333 0                    
2 金子 2 2 1   0.100 0   左安   遊ゴ            
  小泉 1 1 0   0.250 0           投ゴ        
3 守田 3 3 1   0.273 0   右安   遊ゴ   捕飛        
4 大串 3 3 2 1 0.250 1   三ゴ     左本   中安      
5 石井 3 3 0   0.125 0   投ゴ     二失   右飛      
6 住吉 3 2 1   0.286 0 1   三安   一邪   四球      
7 上野 2 2 1   0.429 0     二ゴ   右安          
  大嶋 1 1 0   0.167 0             三ゴ      
8 菱木 2 2 0   0.111 0     投飛   左飛          
  山本 1 1 0   0.333 0             遊ゴ      
9 高間 2 2 2 1 0.286 0     中2   三安          
10 井戸 2 2 0   0.000 0     投飛   三ゴ          
                                   


◎ 第5戦 IDL
  vs レッドフォックス 4/19 (日) / 春光スポーツクラブ 13:10-14:35

1
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3
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6
7
8
9
レッドフォックス 0 0 1 0 3 0       4
ピグモン 4 0 3 0 0 X       7
 ※時間切れで6回終了

投手:伴流(4-2/3回)-高間(1-1/3)
【勝】 伴流 1勝 0負 0S
【S】 高間 2勝 1負 1S
【負】    
【本】  

先行逃げ切り 高間好リリーフ

レッドフォックスとの第2戦は先発伴流の調子が今一つあがらず、自らの四球や味方エラーによって毎回先頭打者を出す苦しい展開。いつ大量失点に結びついてもおかしくない状況をしのぐなか、ピグモンは逆に相手の四球と失策を得点に結びつけ、4回までに7-1とリードを保っていたが、ついに5回表、1点を返されなおも満塁の場面から、伴流が2連続押し出し四球を与えたところで、たまらず投手を高間に交代。一打逆転とプレッシャーのかかるこの場面で高間は落ち着いてカウントを有利に整えると打者を右飛に打ち取り、見事な火消し。このあとは危なげなく試合終了を迎え、2戦目も勝利を飾った。

  打席 打数 安打 打点 打率 1 2 3 4 5 6 7    
1 小泉 2 1 0   0.143 0   四球 遊ゴ              
  長谷川 1 1 0   0.000 0         二飛          
2 伴流 3 3 0   0.182 0 1 三失 中飛   投飛          
  高間 0 0 0   0.250 0                    
3 守田 3 2 0   0.214 0 2 遊ゴ   四球   三ゴ        
4 大嶋 2 2 1 1 0.200 0 1 中安   二飛            
  松本 1 1 0   0.214 0           遊ゴ        
  大串 0 0 0   0.200 0                    
5 山本 3 3 0   0.125 0 2 投飛   遊ゴ   三失        
6 石井 3 3 1   0.182 0 1 遊失   左安   三振        
7 上野 2 1 1 1 0.500 0 1 四球   左安            
8 菱木 2 2 0   0.091 0 1 遊失   遊失            
  金子 0 0 0   0.167 0                    
9 田中 2 2 0   0.000 0   右飛   遊ゴ            
10 井戸 2 2 0   0.000 0     三振   三ゴ          

 

◎ 第6戦 IDL
  vs デザート 4/19 (日) / 春光スポーツクラブ 14:50-16:15

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3
4
5
6
7
8
9
ピグモン 0 2 1 1 0 0 0     4
デザート 0 0 0 0 0 0 0     0
 

投手:住吉(7回)
【勝】 住吉 1勝 1負 0S
【S】    
【負】    
【本】  

住吉完封 2連覇達成

お互い2戦2勝で迎えたデザートとの決勝第3戦、相手先発投手立ち上がりの制球難を攻め2回表に2点を先制し試合の主導権を握ると、この大事な一番のマウンドを託されたピグモン住吉は期待に応え、強力デザート打線を封じ込める力投。その後、高間の犠牲フライなどで4-0とさらに点差を広げれば、住吉の投球もキレを増し、4,5回を三者凡退に抑える好投で優勝への期待は徐々高まって行った。それに浮足立ったのか、6回表に住吉がいったん崩れかかったものの、ここを守備陣がしっかり守り、無失点で切り抜けると最終回は住吉がデ軍をきっちりと3者凡退に退け完封勝利。この試合を象徴するデ軍6個目のキャッチャーフライが捕手伴流のミットに収まった瞬間、見事IDリーグ2連覇達成となった。

  打席 打数 安打 打点 打率 1 2 3 4 5 6 7    
1 松本 4 4 0   0.214 0   捕飛 三ゴ   三振     三ゴ    
2 金子 3 2 1   0.167 0 1 三振   四球   右安        
  石井 0 0 0   0.182 0                    
  井戸 0 0 0   0.000 0                    
3 大嶋 3 2 0   0.200 0   中飛   四球   二飛        
  長谷川 0 0 0   0.000 0                    
4 大串 3 3 0   0.200 0     中直 左飛   中飛        
5 小泉 3 2 0   0.143 0 1   四球 三ゴ     投ゴ      
6 伴流 3 2 0   0.182 0 1   四球 三失     遊失      
7 山本 3 2 0   0.125 0 1   四球 三飛     三振      
8 住吉 3 3 3 1 0.500 0 2   中安   三安     中安    
9 田中 2 2 0   0.000 0     三振   三ゴ          
  守田 1 1 0   0.214 0               三振    
10 高間 3 1 0 1 0.250 0     四球   中犠     三ゴ