夢乃聖夏 お茶会
ベルサイユのばら

2013年7月15日
於・第一ホテル東京


 思いのほか早く会場について、受付1番乗りでした。 参加数は200人くらい。わりと見やすい場所だったこともあって、オペラグラスなしで充分楽しめました。

 赤ばらのしゃんしゃんを持って、ともみん登場。 このしゃんしゃんは香綾しずる君ら他の組子さんたちのお茶会を回って、最後ともみんのお茶会にやってきたそうです。 雪組の中で一番最後のお茶会だったので、今日は盛大に見送られてきたとのこと。 この日のともみんの服装は、ギャルソン風というかフランク・カットン@オーシャンズ11風というか、白いシャツに黒いベスト、パンツ、ネクタイ。 脚の長さが際立って、思わず目が釘付けになりました。

 その脚の長いともみん。ステージで挨拶をしたあと、「ハイチェアを用意してくれたけど、立ってる方が楽なので立ってトークします。」 その理由が、座高が低いから、立ってるときと座った時の落差が大きすぎて、座ってしまうと会場の皆の顔が見えなくなってしまうからだそうです。 凡人には絶対ありえない台詞。 月曜祝日で3日連続2回公演終了後、疲れてるだろうに元気なともみんです。

 まずはファンからの質問コーナー。  「プロローグせしる君とは何か話してるんでしょうか?」という質問に対しては、言葉は交わしてないけれど、目で会話しているということでした。 雪組に異動して1年、せしる君としか組んでない、たぶん次は違うだろうけどと言うともみん。 確かに、バイロン侯爵もせんきっつぁんも、せしる君が相手役でしたね。

 今回はとにかくかつらに苦労してるそうです。歴代ジェローデルの壮、未涼両氏に言われていたけれど、本当にお手入れが大変で、毎公演みんなの身支度が済む中でひたすら髪を巻き巻きしているのだとか。 最近では髪の気持ちが分かるくらい手際良くプロ級になってきたけれど、黙って手入れしているのがつらくて「ボンバーヘッド」という即興の歌まで作ってしまったそうです。 「ボンバヘッ♪ボンバヘッ♪かつらボンバヘッ♪」「地毛もボンバヘッ♪」(地毛も多いんだそうです) 楽屋でとなりの大ちゃんが、大丈夫?と心配してくれたらしいけれど、やがて周りにもその歌が伝染して、ついに先日組子皆でコーラスを歌ったそうです。 下のパート、上のパート、ヴォイスパーカッションなどなど分担を決めて、なかなかの評判だったとか。 締めのシャウト担当がちぎちゃんだというところで、なぜか大爆笑。 ま、そんな感じしますね。 さすがタカラジェンヌ、こういうところでも全力です。

 衣装もマントに帽子(宝塚用語でおぼうぼって言うんですって)にサーベルにと、なかなか重装備なジェローデル様。 そのいでたちでオスカルを引きとめる橋のシーンでは、いろいろ注意点があるそうです。 まずサーベルを払い、マントを払い、帽子を飛ばさないように気をつけながら、さらにオスカルのサーベルにも気をつけながら、ちぎちゃんの呼吸を読んで抱きしめる。 大変ですね。
 衣装と言えば、フィナーレの早変わりも大変なことになっているそうです。 黒燕尾からパレードの衣装への早変りが、正味1分ないくらい。 それなのにいろいろパーツが多い衣装、ひとつでも段取り間違えたらアウトという状態で、お衣装部さんと格闘しているそうです。 上着にマントまでついていてとても重いので、衣装の下でひもでしっかり縛らないと、どんどん後ろに引っ張られて首がしまってしまう。(それは困る!) その上たすきにサッシュまであって、ブーツもはいて。 先日は上手く着れなくて大変な状態になったまま階段に駆け上がり、何くわぬ顔して(シュッとしてパッとした表情で)階段を降り、そのあと袖で必死で直したそうです。 いや〜、苦労の絶えないことでしょうね。

 ジェローデル様のフルネーム、知らなかったのですが、「ヴィクトール・クレマン・ド・ジェローデル」って言うんですね。 ああ何だか貴族っぽくていいわ〜。
 ともみんが着てみたい衣装は、アントワネットさまの輪っかのドレス。 宝塚でしか着れないからという理由でしたが、個人的にはパイナップルの女王様の方が見てみたいです。
 各テーブルを回りながらトークしてくれたのですが、この時茶色い小さな旅行鞄を携えていたともみん。 最後の質問は「ジェローデルの旅行鞄の中には何が入っているでしょうか?」というものでした。 ともみん的には通行書は必須だろうと思ったようですが、会スタッフ公認の正解は「レースのハンカチと、夢と希望」でした。
 ちなみに、ともみんへのプレゼントも茶色の旅行鞄・・・というかキャリーバッグでした。

 そして写真撮影と握手会。握手会があるのは、ファンには本当に嬉しいですね。 あの大きな目で、じ〜っと見ながら両手でしっかり握手してくれるともみん。 あ〜、やっぱりあったかい人だ。

 ファンの願いかなえますのコーナーで、1人はジェローデル風立ち方、お辞儀の仕方を伝授され、1人は握手してじ〜っと見つめてもらい、1人はともみんの七夕の願い事を耳打ちしてもらっていました。 思ったのですが、宝塚の娘役さんって、よく平常心でいられますよね。 あんなに至近距離で見つめられ、抱きしめられ、挙句の果てにXXなんてなったら、もう脳みそがボンバヘッです。

 ともみんからのプレゼントは「愛の面影」。イントロが流れて格好良く決めるかと思いきや「すみません、もう1度初めからやり直し」と言うともみん。 タイミイング外して歌いそびれたんだそうです。 ロングインタビューで台詞や歌詞が飛んでパ二くった話していたけれど、お茶会だから何の問題もないです。
 そしてファンからは「ハッピーバースデー」の歌をともみんに。千秋楽の日がともみんの誕生日なんです。 でもね、さすが素人、グダグダでした。
 同行の友人は今回も抽選に当たってました。ジェローデル様の舞台写真、サイン付き。 何なんだ、あのくじ運の良さは!?私も1回くらい当たってみたいものです。