螺旋のオルフェ/ノバ・ボサ・ノバ
ソール@シナーマン

BGM*ソール・エ・マル

 
 戦時中、自らの手で恋人を死に至らしめたトラウマから、現実に背を向け、闇の世界で、現実と空想の狭間を生きる男の物語。真琴つばさにはめずらしく、全く笑いのスパイスのない舞台だった。かなり重かったけれど、幻想的で、まみちゃんはこういう役もできるんだな、と思った。(でも、前の席の男の人は、熟睡していた。)
 檀れいのアデルは、イヴの人生を変えてしまうほどのいい女には思えず。紫吹の魔術師アリオンは、なんだかわけの分からない怪しい役だったけれど、リカちゃんだからまあいいか。
 結局、ラストはどういう意味だったんだろう?全て幻だった?難しいといえば難しい話だけれど、そんなに嫌いじゃなかった。

 ショーは、雪組に続いてノバ・ボサ・ノバ。芝居のストレスを、一気にショーで発散!
 雪組は、イシちゃんの迫力勝ちだったけれど、月組は、独特の軽いノリで勝負。ソール(真琴)とオーロ(紫吹)のやりとりは、コメディっぽくて楽しい。檀ちゃん、あいかわらずノリが重くて、苦手・・・。マミちゃんの歌は、やっぱきびしかった。笑いでごまかしてたけど。
 マール(初風緑)とブリーザ(千紘れいか)のカップルが好き。リカちゃん、かなり横恋慕に見えた。タータンほど、真剣に愛してなかったでしょ?というより、マミ・リカなんだよね〜。そこが好きなんだけど。
 ルーア神父(大和悠河)とシスター・マーマ(嘉月絵理)のカップルが、なんともほのぼのしていて、可愛かった。タニちゃん、すごく花があってめだつだけに、ソロをなんとかしようね〜。