宙組
宝塚110年の恋のうた
Razzle Dazzle

2025年3月29日
於・東京宝塚劇場



「宝塚110年の恋のうた」

前回のグラン・エスカリエが洋物のタカスぺみたいだとしたら、今回の恋の歌は和物のタカスぺみたいでした。 正直和物ショーはあまり期待してないのですが、今回は純粋に楽しかった。

チョンパで幕が開いたら、緋もうせんが敷かれた大階段に和装の生徒さんたちが板ついていて、ひな人形みたいでした。
恋に破れた藤原定家が舞台の精にみちびかれて、宝塚で取り上げられた恋物語を歌でたどるというストーリー仕立て。 ずんちゃんが十分コメディタッチで回してたので、京三紗さんはいなくてもよかったなってのが素直な感想。

源氏物語シリーズから恋人たちのカルテット。
「若き日の唄は忘れじ」
思い残すことばかりです・・・な文四郎さん。 こってぃの白塗り、見慣れな過ぎて最初誰か分からなかった。 おふくさん美しい。水音志保ちゃんの顔タイプだったんだよな〜。
「星逢一夜」
これも切ない物語。 ひなこちゃんが最近のお気に入り生徒さんで嬉しいです。
「龍の宮物語」
心にしみる話で大好きでした。 玉姫だった有沙ちゃんは今向かいのクリエでブランチ（ボニクラ）やってますね。 清彦さんな亜音くんも素敵でした。
あと一つは「無限無双」だったらしいけど、このところ月組見てないので分からなかった。

新選組メドレー。
新選組が大好きな私は、だんだら羽織が出てくるだけでテンション爆上がりです。 キキちゃんは沖田君。家紋見るだけで誰か分かるくらいのガチファンです。 「誠の群像」って改めて聞くと格好いい歌ですね。
そして「星影の人」。 人を愛したことは、どんな結末になっても幸せだってセリフが良かったです。

カラオケ大会みたいなのはよく分からない。
さくらちゃんのパンチの効いた歌声がやっぱり素晴らしい。

「Razzle Dazzle」

親が残した莫大な遺産を継ぐためには、望まない結婚をしなくてはならないレイモンド。 遺産は欲しいが結婚はしたくないレイモンドは、フィアンセのアビーと賭けをする。 週末までに素性を隠したレイモンドと本物の恋をする女性が現れれば、条件なしで財産を相続できるというもの。

ショーが和物にしては面白かったとはいえ、やっぱり宙組生の抜群のプロポーションを堪能するには洋物です。 内容が薄っぺらいので、ストーリー仕立てのショーだと思って見てました。

チャールストンのナンバーが軽快で楽しい。
劇中劇で女王の扮装をしてる瑠風もえこちゃんがゴージャスで美しくて歌声も最高で、女役なのが残念とは言え眼福でした。

フィナーレのショーが楽しい。 やっぱり宙組の群舞は最高に美しいです。