宙組
ホテル ステラマリス
レヴュー伝説


2005年3月31日
於・東京宝塚劇場



 2度目。今回は、自分のツボを見つけながら見ていました。

 水アレンがすっかり気に入っているので、主に水ビジョンです。
 ビジュアル面では、上着の袖口からのぞく腕時計が好き。なんとも男らしくて。
 ホテル再建計画で、お姉さま方がバニーの格好をするとか話しているところ。見ないで済んで、本当によかったみたいなことをぼそっとつぶやくのが可笑しい。個人的には、ぽっぽさんのバニーは、結構見ごたえあるんじゃないかと思いますが。たきちゃんのは・・・。正塚先生の作品は、さりげない会話が楽しくて好きです。
 でもやっぱり何といっても、ベンチでの花ちゃんとのシーン。前かがみに座る感じとか、微妙にステイシーとの距離感がある感じとか、「後悔したまま俺の隣にすわるな」という台詞とか。全部格好よくて、やっぱりなんでこんないい男をふるのか分からない。

 花ステイシー。ホテルが売却されたことがショックなのは分かるけれど、外で、しかも海岸で、いきなり倒れこむのはどんなもの?最初失神でもしたのかと思ったら、普通に話してるし。一気にさーっと冷めてしまった。

 かなみアリソン。最初、かなみちゃんがこんな強いキャラを演じることが珍しくて、感心したけれど、改めて見るとちょっと強すぎるかな。プライドの高いお嬢さんなのはよく出ているけれど、もうちょっと恋するかわいらしさがあったらよかったのに。回を重ねて、強さが増したのかな。

 未沙さんは今更言うこともないけど、すっしーの学者も、存在そのものが面白い。こういうキャラは大事だ。

 ショーは結構好き。せっかく好みのシーンが目白押しなのだけれど、宙組はあっさりイメージでちょっと物足りない。ご贔屓組だったら、通いそう。そしてやっぱり水ビジョン。
 兵隊さんのダンスは、大変だろうけど、コミカルでやっぱり楽しい。王朝風の白い衣装のデュエット、リフトがすごい。
 スパニッシュは、セットが凝っていた。個人的には、水ちゃんの銀橋渡りに大興奮。客席の手拍子もノリノリだったから、結構みんな好きなシーンなんだろうな。せっかくのスパニッシュ、もっとくど〜く踊る人たちがいたらいいのに、というのが個人的好みです。
 たにピッピ。まあ星の住人だからメルヘンチックな名前なのはともかくとして、芝居同様ナルシスト。私的には、たにちゃんのナルシストはあまり好きになれないかも。
 黒燕尾は、基本ですよね。文句なしに格好いい。
 白いロングコートをひるがえしてのナンバー。ちょっとレビュー誕生にかぶるけれど、素敵でした。コートの間からデベロッペで伸びる脚が好き。ひらひらとスカートのようなコートなので、たまに脚が隠れてしまったのが残念。普通にストレートのコートの方がよかったな。
 
 今回は1階席だったけれど、セットが凝っていて立体的だったので、もしかすると2階席のほうが全体が見えてよかったかも。そうは言っても、目の高さが同じという意味では、1階席はいいですよね。