宙組
MAKAZEIZM


2023年1月11日
於・東京国際フォーラム



真風コンサート第2弾「MAKAZEIZM」。 真風涼帆のさよならショー的な構成でノンストップ100分、星組時代から見てる者にとっては胸熱でした。

プロローグの後は、桜木みなと率いる男役の「カルトワイン」。 スカステで見たけど、作品も良かったし曲も盛り上がります。
本公演でも大好きだったMR.ボージャングル。
「オーシャンズ11」のジャックポットや「ロミジュリ」のティボルト。 懐かしい曲が続きます。

真風に演じてほしかった作品リクエストは「風と共に去りぬ」。 文句なしに似合います。

ジャポネスクコーナーのお衣装は、大きな惑星と流れ星、それに雪の結晶が背面に描かれたコートのような法被。 何で雪?って思ったけど、潤花ちゃんですね。 潤花率いる娘役のソーラン節、娘役だけでも格好良かったです。

その後は、カンパニーに散々な仕打ちを受けてもう嫌だと逃げ出したMR.Sこと真風涼帆の過去作品振り返りコーナー。
ノーヘルでバイク乗って免停食らったとか。(ハイ&ロー)歌はなかったけど、個人的に一番ツボにはまった。
愛する人のために怪しい薬を飲んだとか。(日の当たる方へ)
バンパイアなのに献血求められたとか。(バンパイア・サクセション)
スパイ疑惑かけられたとか。(黒い瞳)
それぞれの衣装を着た生徒さんと一緒に真風が歌う。 優希しおんのダンスのソロもありました。

そんな大変な思いをした気の毒なMR.Sですが、上司のためにアパートの鍵を貸した人だっているのだからと説得されて、カンパニーに戻る決心をします。 風共の「さよならは夕映えの中で」がさよなら仕様ぽくてしんみりしましたが、「Never Say Goodbye」で払拭されました。
そこにMならぬKと名乗る謎の人物から着電。 重要な任務があるから至急帰国するようにと命ぜられ、Kこと小池修一郎に呼ばれたMR.Sは最後のミッションに向かうのでした。
割と正統派なパロディコーナーで、楽しめました。

この日は客席に芹香斗亜、愛月ひかる、蒼羽りくの3人が来ていて、大盛り上がり。 照明さんは客席のキキちゃんに何度もスポット当てるし、2元中継見てるみたいで楽しかった。

潤花ちゃんのMCが大炸裂、黒柳かの子やローラが降臨して、御しきれなくなったずんちゃんが客席のキキちゃんに救いを求めてました。 「もっとやって!」って煽るキキ。 モンスター潤花ちゃんに翻弄されるずんちゃんは、なかなか見ものでした。
目いっぱい盛り上がったところに真風が現れて、週刊誌の報道に関する彼女たちの意見をしっかり述べてくれました。 そうじゃなくても大変な状況で、あれだけのパフォーマンスを見せてくれて、文句のつけようがありません。 真風の涙、潤花の笑顔、見守る桜木、全てが尊かったです。

あとは、レモンなど。

きき愛りくの3人も規制退場を待って退場したのだけど、まあ華奢で顔小さい。 盛りだくさんすぎてちょっと頭の整理ができないコンサートでした。