宙組
'R'ising


2010年9月16日
於・人見記念講堂



 コンサートに人見記念講堂は大きすぎるかな。バウとまでは言わなくても、せめてもう少し狭い会場がいいのだけれど・・・ とは思いつつ、行ってきました。蘭とむのコンサート。

 1幕は、プロローグ、黒タキ、スパニッシュ、ジャニーズメドレー、ミュージカルメドレー。
 プロローグの衣装が、ロックテイストで格好いい。蘭とむ作詞作曲という歌が披露されたのですが、これは思いっきり彼女の心境そのままという感じ。 カーテンコールでも歌っていましたが、「今まで悩み迷うことも多かったけれど、皆の笑顔のために頑張って、どこまでも昇っていく」という歌詞が、 宙組トップになります宣言ともとれて、よっしゃがんばれと心の奥で応援してました。
 黒タキは格好いいです。ここの振り付け、ヤンさん?男役の総踊り。
 スパニッシュは、娘役さんたちのダンスがメインで、できれば蘭とむのダンスをもっと見たかったな。 というか、カチャの娘役、たにちゃんが着ていた赤い総レースのパンツが微妙に似合ってなくて、う〜ん・・・
 ジャニーズメドレーは、私自身があまりジャニーズに詳しくないので、盛り上がれず。 衣装も、Tシャツジーンズのような格好だったらよかったと思うのだけれど、パステルカラーのスーツがなんか違う。
 ミュージカルナンバーは小洒落た感じでよかったです。

 2幕は、上海、王子、お笑い、ラテン、黒タキ(ポールダンス)、黒燕尾、フィナーレ。
 上海ナンバーでは、エンジのスーツで踊る蘭とむ君。やっぱり私は、とむ君は普通のスーツでガンガン踊るのが一番格好いいと思うのです。 このナンバーが一番好きでした。あと、珠洲春希の娘役も色っぽかった。
 金髪ロン毛の白い王子。私的には、耽美系は蘭とむにはあまり似合わないと思う。
 お笑いシーンは、本当におかしかった。 十輝・鳳翔・蓮水のシンデレラの継母&姉のような3人が、掃除婦姿で出てくる。(しかも超大女) かっぽう着の下にAppasionadoのパンツドレスを着て、派手なかつらに花差して、見た目だけでも笑いが取れるのに、まさこちゃんのぼけ〜っとした突っ込みが絶妙。 さらに、ダンスがうまく踊れるようになりたいとむ君の前に現れる、ロッタ・ハート改め魔法使いマイラちゃん。 派手なドレスに頭はアフロ。「異議あり!・・・ちゃうねん、マイラちゃんやて」「私の辞書に不可能と言う文字はない・・・これアンタやん」 ベタベタのノリに、大笑いでした。
 ラテンのクンバンチェロは、どうぞ盛り上がってくださいというお約束ナンバー。 ここの娘役の鳳樹いちくん。ゴールドのだるまの肉感的な悩殺お色気バディに、おじさん目線で釘づけ。 最近Never Say Goodbyeの新公DVDをよく見るのだけれど、あの可愛いタリック少年が・・・と驚きでした。
 そして、黒タキ、黒燕尾。男役の真髄ですね〜。 でもやっぱり、個人的に蘭とむ君にはヒップラインを隠さないでもらいたいので、燕尾よりタキシード希望。 バラードやモダン系より、ビートのきいた音楽で全身で踊ってるのが好き。

 日ごろ注目しない生徒さんがメインだったので、若干誰が誰やら分からない状態でした。 とは言え、客席下りが何度かあって、蘭とむくんが思った以上に近くに来てくれたり、脇の通路にも生徒さんがいて、1階席は楽しいです。 カーテンコールで「TOMR」のポーズを一緒にして、幕が下りました。