DUBAI
1st day

 UAE(アラブ首長国連邦)、ドバイ。アラビア半島の北東の端に位置しています。イスラム圏と言っても、外国人に対しては服装や飲酒など全くとがめなし。それでも、街中には全身黒ずくめの女性がいて、やっぱりイスラム圏なんだな〜と思いました。言葉は全部英語。街中の表記はアラビア語と英語の両方が書かれているのですが、ショッピングモールでもタクシーでもホテルでも、全て英語でした。外国からの出稼ぎの人も多いので、かなり聞き取りづらい英語も多かったです。

 関西国際空港から、エミレーツ航空で約10時間の空の旅。羽田を経由して、夜遅く関空を出発。ドバイ到着は早朝4時頃。空港からタクシーで30分くらいで、ホテルに到着しました。

 マディラ・ジュメイラというリゾートの中にある、ダル・アル・マシャフというヴィラタイプのホテル。マディナ・ジュメイラには、3つのリゾートホテルがあるのですが、その中でも一番リッチなホテルらしいです。真夏はあまりに暑いのでオフシーズンで、そのため格安に泊まることが出来ました。(エアコンの噴出し口の前にいる感じ。あまりの蒸し暑さに、部屋から出るとサングラスもカメラのレンズも曇ります。)
 アル・カスールというホテルのロビーを抜け、中庭をバギー(ゴルフカートのような乗り物)に乗って行くと、ダル・アル・マシャフに到着します。クリークに沿って建てられた、アラビア風のヴィラ。1つのヴィラには10部屋くらいあるのですが、各ヴィラごとにバトラーがいて、チェックインも頼みごとも全てここで済ませられます。各ヴィラの前に、カラフルにペイントされたらくだのオブジェが。
 バトラーが待機しているレセプション。アラビア風のインテリアが素敵です。バトラーは24時間交代制で詰めているので、早朝チェックイン&深夜チェックアウトのどちらもスムーズにしてもらえました。外出するときは、バトラーにバギーを呼んでもらって、ヴィラの前まで来てもらう。とても贅沢な気分です。
 パティオから見上げたダル・アル・マシャフの様子。
 
 部屋の中。天蓋付のキングサイズベッドのほかに、ソファ(ソファベッド)、ライティングテーブルやバーカウンターなどのある広い部屋。バスルームは、シャワールームと別にハリウッド映画のようなバスタブもありました。日本人的には、シャワーの隣にバスタブがあるほうが使いやすいんですけどね。クローゼットスペースも広かった。
 デーツ(ドライフルーツのスウィーツ)の詰め合わせ、ビーチバッグがプレゼントとして置いてあって、そのほかにフルーツの盛り合わせ、水のペットボトル、コーヒーなどなど。これは、毎日補充されました。夕方のベッドメイクの時には、タオルアニマルを作って、チョコレートを添えてくれました。
 部屋の広さが60uって、日本だとこのくらいの広さのマンションありますよね?バルコニーもあったのですが、あまりに暑いので外でくつろぐことはありませんでした。
 早朝の比較的暑さがマシなうちに、ホテルの周りを散策しました。ホテルというよりも、別荘地のようなイメージ。
 
 ビーチから見えるブルジュ・アル・アラブ。超高級ホテル、ドバイのランドマークです。海はカリブやグレートバリアリーフと比べると酷ですが、充分きれいでした。
 外気温が高いので、海水はぬるい。プールに入ったときのひやっとした感じが苦手なので、人肌の海も悪くありません。ただやっぱり暑いので、長くはいられない。
 
 各ヴィラごとのプライベートプール。いつ見てもほとんど人がいないのに、日中はライフガードが常駐しています。炎天下、誰もいないプールを見張っているのはつらいだろうな〜。
 アブラ(渡し舟)に乗って、スーク・マディナ・ジュメイラという、リゾート内のショッピングモールに出かけました。宿泊客は、このアブラかバギーに乗って、広いリゾート内を自由に移動できます。雰囲気はいいのだけれど、昼間は滅茶苦茶暑かった・・・。
 スークのカフェでブランチをとってから、外出しました。
 アル・カスールのメインロビー。ダル・アル・マシャフは、リゾートの庭にあるので、外との行き来は必ずこのホテルを通り抜けます。とにかくゴージャス。この時はバラのアレンジが飾ってありますが、数日後には南国の花にかわっていました。
 ブルジュマン・センターの天井。星座が描いてあります。
 ドバイのショッピングモールは、とにかくだだっ広い。歩いても歩いてもまだ先がある。ちょうどサマーバーゲンの最中だったので、バッグを買ってきました。物価は日本と同じ感じ。
 夕方になって少しは涼しくなったかと思い、外に出てみました。・・・が、とんでもなく暑かった!
 街中を流れるクリークを、アブラに乗って対岸に渡りました。観光客向けではなく、乗っているのは現地のおじさんばかりでした。1人1ディルハム(35円くらい)。タクシーがあまり高くないので、他はタクシーでの移動ばかりでした。
 いろいろなスーク(現地のマーケット)が集まっている場所。ドバイといえば金だろうということで、まずはゴールドスークを目指しました。アブラを下りたところにフレッシュジュースの店があったので、飲みながら。そんなに長い距離を歩いているわけでもないはずなのに、汗だく。ジュースは搾りたてで美味でした。
 こんな感じのきらびやかなアクセサリーがショーウィンドウに並んでいます。もっといろいろ見たかったけれど、あまりの暑さにさっさと1件の店に入ってしまいました。金にダイヤのついたピアスを購入。スークではディスカウントしてもらえると聞いていたので3分の1くらいの値段にはしてもらったけれど、どうみても最初から吹っ掛けすぎ。
 その後、スパイスの店でサフランを購入しました。

 以前テレビでドバイの特集をしていたときに紹介された、フィッシュスーク。そばに調理してくれるところがあるといので、夕食に行ってみました。正直、これはお勧めできません。地元の人たちの生活がのぞけるという意味ではいい経験でしたが、とにかく暑い。ドバイでは、どんなに近そうに見えても、外を歩いてはいけないと痛感しました。そして、調理してくれる食堂が、これまた地元の労働者が集まっているところで、全然エアコンがきいていない上に、汚い。きらびやかなリゾートホテルやショッピングモールだけがドバイではない、というのが見られてよかったのですけど。(暑くなかったらね)

 夜になっても暑いのは変わらず。帰るのにタクシーをつかまえようとしたら、なかなかつかまらない。タクシー乗り場らしいところはあるのですが、順番待ちして乗るような人はいなくて、降りる人が乗っているうちに、次の人が乗り込んでしまう。私たちを含めて外国人観光客は、なかなか乗れなくてオロオロ。最後はかなり強引に乗り込んで、やっとホテルに帰れました。