DUBAI
2nd day

 ドバイで迎える最初の朝。朝食は、部屋に置かれているフルーツとコーヒー、そして持参のカップめんや買ってきたパンなどですませることが多かったです。これだけで、立派な朝食。

 この日の朝は、海でひと泳ぎ。子供は貝を探すのに、夢中になってもぐっていました。
 ドバイのランドマーク、ブルジュ・アル・アラブ。客室は全てスイートルーム、7ッ星ホテルとも言われています。マディラ・ジュメイラの隣に立っているので、外見だけは見放題。同じジュメイラ系列のホテルなので、指定時間なら無料で内部見学できると言われ、見てきました。見学だけでもドレスコードがあり、ダンナはサンダル履きを指摘され、そのためドバイにまで来て靴を買うことになってしまいました。女性と子供は、サンダルでもOKでした。

 ダル・アル・マシャフのヴィラからアブラに乗って、途中別のアブラに乗り換え、そのままブルジュ・アル・アラブに向かいます。自由見学は出来ないホテルなので、敷地入り口でルームキーの提示を求められます。長い桟橋を渡って、海の上に建てられたホテルに到着。形は横浜インターコンチネンタルに似ていると思っていたのですが、はるかに大きかったです。
 エントランスを入ると、噴水のオブジェ。ラスベガスのベラージオと同じ設計士が作ったそうですが、ベラージオのスケールとは比較するのは無理というもの。でも、これはこれで水が生きているみたいで面白かったです。エスカレーター横には、熱帯魚の水槽がありました。2階ロビーにも、噴水のオブジェと、いろいろな高級ショップがありました。見上げると、ひたすら天井が高い〜。
 27階にある展望レストラン。コンピューターの内部のような模様のトンネルを通って、レストランに入ります。
 レストランの窓から見たホテル群。左が、アル・カスールを中心にマディナ・ジュメイラ。左が、ジュメイラ・ビーチホテル。せっかくの展望レストランなのですが、湿気が多すぎるのか、開発のために空気が濁っているのか、白く曇ってあまり遠くまでは見通しがききませんでした。
 別のエレベーターで、地下のレストランも見学しました。こちらは海中をイメージして、大きな水槽が真ん中にありました。レインフォレストカフェのような感じです。

 宿泊したわけではないので客室の見学はできなかったし、サービスも受けていないので、偉そうなことは言えませんが、未来的と言えば聞こえはいいけれど、正直ちょっと悪趣味な成金風のつくりだと思いました。アル・カスールのロビーの方が、高級感のあるアラビア風のインテリアだし、ダル・アル・マシャフは、ブルジュ・アル・アラブと同じくプライベートバトラーがいる上に、落ち着いた高級感があって、マディナ・ジュメイラのほうがずっといいという感想に落ち着きました。アラブ系のお金持ちは、こういうホテルが好みなのかな?
 
 マディナ・ジュメイラから、モール・オブ・ジ・エミレーツというショッピングモールにシャトルバスが出ているので、今日の昼はここに出かけました。室内スキー場まであるというモール。フードコートでカレーを食べて、カルフールでおみやげ物や軽食を買って帰りました。
 ドバイに来たら、まずやってみたかったこと。それが、デザートサファリ。ホテルのピックアップが4時前。他のグループ何人かと4WDの車に乗り合わせて、そのまま砂漠に向かいます。街中をちょっとはずれると、もう何もない。
 1〜2時間くらい走ったでしょうか、砂漠の入り口に到着しました。車がスタックしないように、タイヤの空気を抜きます。準備が整うまで外に出てうろうろしていたのですが、風が強くて、砂塵が目に入って目を開けていられない。カメラの中にも砂粒が入り込んで壊れてしまうのではないかと思いました。砂漠の砂って、赤いんですね。もっと白いのかと思っていた。

 準備が整ったところで、車に戻ってサファリのスタート。わざわざアップダウンの激しいところを選んで、飛ばしていきます。一応酔い止めの薬を飲んでおいたので、車酔いはしませんでした。
 段々陽がかげってきて、砂漠のサンセット。なんともスケールが大きくて、感動します。相変わらず砂嵐はひどいですが。今度また砂漠に行く機会があったら、ゴーグルとカメラのウォータープルーフケースを持っていこう、と学習しました。

 野生のガゼルやらくだも見られました。らくだ(と思われる)骨も落ちていて、妙に砂漠の現実を見た気がしました。スカラベらしき昆虫が、一生懸命砂の上を這っていました。ちなみに、デザートサファリ中はトイレはなく、「そこら辺でしておいで」と言われていました。
 途中何度か下車しながら、最終的にキャンプに到着。観光用にらくだに乗って、ちょっと歩かせてくれます。馬と違ってひざを折って座るので、乗り降りは楽なのですが、しゃがむときの衝撃がすごい。

 キャンプのエリア内は、囲いがあるので砂に悩まされずにすみました。
 ヘナ・ペイント。腕や足に、イラストを描いてくれました。何人かスタッフがいるのですが、イラストの技術も人間性もバラバラ。上の2つ(らくだと花)は同じ人が書いてくれたのですが、希望をきちんと聞いてくれて、イラストも上手。お客さんと雑談しながら和気あいあいとしたムード。下の2つ(いるかと太陽!?・・・うちでは銃創と呼んでいました)は別の人で、技術的にもどうよ?という絵ですが、「早くしてよ、並んでるんだから」とか「動かないで、変になるでしょ!」とイライラしっぱなし。別に皆急いでるわけでもないし、気持ちよくやろうよって思ってしまいました。
 染料そのものは、洗うと取れてしまいますが、5日くらいはイラストは残っていました。
 水タバコ、シーシャ。普段タバコは大嫌いなので、吸っている人のそばにも寄らないのですが、話題にトライしてみました。甘ったるい香りが漂っていて、口に煙を吸い込んでみたら・・・やっぱり煙は煙。それ以上飲み込む気にはなれず、退散。子供はダメと言われていたので、やっぱりタバコなんですね。
 ビュフェの夕食が終わりに近づくと、ベリーダンスが始まりました。宝塚だと、引き締まった体の綺麗どころのお姉さんが踊るベリーダンスですが、う〜ん・・・ちょっとおばさん。皆一緒に踊ろうと言われてまわりに集まったものの、微妙なノリでした。

 全て終わったところで、1度照明が全部落とされます。砂漠の夜・・・月明かりだけでも結構明るいんですね。ちょっとベドウィンの気分を感じた後、お開きになりました。
 帰りは行きのようなアップダウンのない道を通り、途中で抜いたタイヤの空気を補充した後、一路ホテルに向かいました。眠っている間に着いちゃった。
 部屋に着いたら、タオルアニマルのお出迎え。左の犬は昨日ので、今日のは右の象。
 砂まみれの体を、さっっぱり洗い流してから、就寝しました。バッグの中まで(繊維の中まで!)砂まみれでした。