花組
エンジェリックライ
Jubilee
2025年1月5日
於・東京宝塚劇場



新年1作目の観劇は花組「エンジェリックライ」。
自由奔放で異端児な天使アザエルは、罰として天使の能力を奪われ、人間界に堕とされる。 魔力を持つと言われるソロモンの指輪をめぐって、トレジャーハンターのエレナ、指輪の所有者であるフェデリコ、フェデリコを操る悪魔フラウロス、トラブルを察知した天帝が地上に送り込んだ天使ラファエルたちを巻き込んだファンタジー。
単純明快なファンタジーでお子様向けな気もするけれど、お披露目公演だし、あてがきで皆役に合ってたからまあ良しです。

アザエル、永久輝せあ。ちょっと悪戯だけど、白くて爽やかな天使。 リアルに天使が主人公のストーリーなんて、宝塚しか無理なのでは? 黒くて三白眼なひとこちゃんも好きなのだけど、王子様が似合うのはトップさんとして強みですね。

エレナ、星空美咲。 生き生きしてて、素敵なトップ娘役さん。 最初のキッチュな衣装(ポスターの衣装)がスタイリッシュで格好いいと思ったのだけど、ラストシーンでお嬢様風になってしまったのが残念。 初めのままが良かった。

フラウロス、聖乃あすか。 甘くあやしげな雰囲気を漂わせて、怖いタイプじゃなくて妖艶なタイプの悪魔。 ほのかちゃんは白いほわほわした役より、ダークな役の方が個人的には好き。

ラファエル、綺城ひかり。 真面目で、同期のアザエルに振り回されて、あてがき中のあてがき。 お疲れ様でした。

フェデリコ、凪七瑠海。 美味しい役を持って行って、正直もうおなか一杯です。 やっと卒業・・・

ボディガードの侑輝大弥くん。 最近注目の生徒さんなので、たくさん拝めて嬉しかった。

次作も人外の話(吸血鬼)。 ダークな感じになるかな?

ショーはプロローグのひとこちゃんの衣装が凝ってて綺麗だった。 戴冠式はこちらもあてがきでぴったり。 プロローグと戴冠式の場面のセットがティアラなのも素敵。
花男らしいキザでクールな赤黒の場面が格好良かった。 白い王子様も悪くないけど、三白眼バリバリ男役はやっぱり最高です。