3回目の観劇。これでこの作品、そして男役・樹里咲穂の見納めです。 本日のきゅうりサンドでは、ちょっとハプニング。 アルジャノンが格好つけて脚を組もうとしたときに、思い切り机に足先をぶつけてしまいました。バコってすごい音。可笑しくって笑ってしまって、芝居続行不可能な樹里ちゃん。「脚長いからね」って。所在なさそうに、1度組みかけた脚を下ろす蘭とむくん。余りに笑ってしまって、「何だっけ?」とか言ってる樹里ちゃん。とむくんが前の台詞から言いなおしても、まだ笑ってる。そしてひと言、「脚組むなら、組め」。これで、アルジィが改めて脚を組んで、芝居に戻っていきました。あまりに見事なぶつけっぷり。アドリブのない芝居で、こういう突発のアドリブは、ちょっと得した気分・・・なんて言ったら、不謹慎? あと、きゅうりサンドをほおばったときに、口の中で何かモゴモゴ言ってたりもしました。むせた?とむ君は大変だろうけど、このシーンは毎回楽しみです。 2幕でのアルジャノンとセシリィのデュエット。(幸せで)今にも涙がこぼれてきそう♪のところは、とむ君の目がキラキラ光って見えました。同じく、アーネストとグウェンドレンのデュエットの、何にもいらない家族が欲しい♪のところの樹里ちゃんの目も。ライトの加減かもしれませんが、涙出ちゃったのかなあ。見ていて、こっちまで感動してしまうシーンです。 どうしても男役さんビジョンなので、たまには娘役さんのことも書いてみようかと。 グウェンドレンvsセシリィは、火花散らしてるのだけれど、険悪で嫌なイメージじゃないので楽しい。グウェンドレンの「人の話が分からないのかしら」の台詞が好き。1幕のレディ・ブラックネルの「ごきげんよう、ミスター・ワージングッ」とちょっと言い方が似ていて、うわ〜親子って思うし。 セシリィ、一花ちゃんは全身でぶつかってくる芝居をするって、らんとむ君自身お茶会で言ってはいたけれど、今日の抱擁シーンで、一花ちゃん本当にぶつかっていってた。眼差しも一途で可愛いけれど、なんて体当たりな芝居。 樹里&あすかは、どちらも背が高いのでラブシーンも大人の雰囲気。蘭とむ&一花は、とむ君が一花ちゃんを覗き込むように背をかがめるので、可愛い女の子という感じがします。どっちのカップルも素敵。 毎回台詞は全く同じなのに、必ず楽しめる作品。本当に、ハッピーミュージカルです。カーテンコールの拍手は、かなり長く続いていました。今更言っても仕方ないけれど、樹里ちゃん1度くらいトップをさせてあげたかった。最後に、レオンとアーネストという、キャラの違う、いい役を見せてもらってよかったです。 |