「新源氏物語」
正統派の源氏物語。 たくさん女性が出てくるわりに個性がないし、上っ面をなぞっただけの薄っぺらい作品だった。 きれいな平安絵巻を見たという以上の感想はなかったです。 雨夜の品定め。 原作的にも、これは面白い場面なんですけどね。 もっと個性強く出してくれても良かったんじゃないかな。 六条御息所。ゆずかれー君は綺麗なんだけど、他の女性同様、やっぱり印象が薄い。 別に嫉妬に狂う必要もないけど、あまりにきれいにまとまりすぎてる。 車争いの乱闘も、もうちょっと盛り上がっても良さそうなものなのだけど。 須磨。個人的に頭中将が好きなので、あきら君が演じてくれるのは嬉しい。 須磨は源氏物語の中ではいい場面なのだけど、さら〜っと流れて終わった。 もっと男の友情とか望郷の念とかあるよね!? ゆずかれー君は柏木の方がいい。 女三宮を思う気持ちは、唯一芝居らしい場面が見られた気がします。 原作的にも生徒としても源氏が好きになれないと言うのもあるけど、あまりに盛り上がりに欠けて、印象の残らない作品でした。 天真みちる君の大臣が面白かったくらい。 ショー「Melodia」 ゆずかれー君のダンスがキレキレで格好良く、あきら君はオトナの魅力で、マイティの笑顔がかわいかったので、それだけで満足です。 |