富豪ララビー家のお抱え運転手の娘サブリナは、一家の次男デイヴィッドに想いを寄せているが、プレイボーイのデイヴィッドは他の女の子たちと遊ぶのに忙しい。
傷心のサブリナがパリで2年すごしたのち、美しいレディに変身して帰国すると、今度はデイヴィッドが彼女に心を奪われる。
お堅い長男ライナスは、事業の繁栄のため2人の結婚に反対するが、やがて彼自身サブリナに惹かれていく。
オードリー・ヘップバーンのための作品というだけあって、主役はサブリナ。蘭乃はなちゃんは、これがトップ娘役おひろめだったけれど、キュートに好演していました。 ライナス、真飛聖。堅物と言われるほどのことのない、さらっと等身大の青年でした。 サブリナとデイヴィッドの仲を裂こうとしているようには見えないのだけれど、応援するのも違うだろうし、なんか良く分かりません。 銀橋でサブリナに向かって「昔、今の君ほど素敵じゃないけどちょっと気になる子がいて、その子がいてくれれば幸せだった」って歌うことろ。 これは、垢抜けないころからサブリナのことが気になってたっていう、ライナス流の告白?やっぱりさらっとしていて、良く分からなかった。 デイヴィッド、壮一帆。超プレイボーイでお間抜けで、男としては全然魅力ないけれど、最後サブリナの本当の気持ちを汲んで兄貴に伝えたところだけは評価できます。 お尻にグラスの破片が刺さってしまうなんて、男役さんとしてはギリギリだけど、結構おかしかったです。 あまり重要な役付きが他になくて、みわっちなんて何だったんだろうという感じ。 映画だと思って軽く見流すにはいいけれど、宝塚だと思って見るとちょっと物足りないかも。 軽いラブコメなので、別に嫌な感じはしないのだけれど、やっぱりヘップバーンありきの映画だったんだなって思いました。 ショーは、前回は見ていないので、再演と言ってもこれが初見。 宝塚らしい華やかなショーでした。 |