魔法で野獣に姿を変えられた王子が、美しい娘ベルの愛情によってもとの姿を取り戻し結ばれる、ディズニー映画や劇団四季でも上演されている物語。
野獣の霧矢大夢。 野獣の姿をしているのに、ピュアな心を持ったままの、ちょっとヘタレな王子。 個人的には、最初からあんなやさしい野獣じゃなくて、ディズニーみたいにちょっと恐ろしげなのが段々心を開いていくという方が好きなんだけど。 演技上手のきりやんなので、全然文句ないです。 ベル、蒼乃夕妃。 人の本心を見極められる、芯のしっかりした女の子。 可愛いだけの娘さんじゃないところがいい。 おとぎ話はおとぎ話なのだけれど、きりやんもまりもちゃんも演技が上手くて、引き込まれました。 王、龍真咲。 おとぎ話にありがちな定形型の悪役という感じで、可もなく不可もなく。 ベルの姉、星条海斗と憧花ゆりの。この2人はすごい迫力で、かなりの衝撃を与えてくれました。 でも、シンデレラの義姉とは違っていじわるなわけではなく、ちょっと憎めない感じでした。 家臣一同揃いの衣装のアンサンブル。2階席から見ると、フォーメーションが美しく、ぴったり揃ったハーモニーが美しいのだけれど、さすがにこれだけ役付きがないのはもったいない。 ストーリーは悪くないし、宝塚らしい綺麗な美女と野獣なのだけれど、大劇場でやるには役が少な過ぎだと思います。 ショー「ONE」 自画自賛の宝塚賛歌って、見ているのが気恥ずかしくなってしまうのですが・・・。 まりもちゃんのだるま衣装、すばらしいプロポーションに惚れぼれしました。ダンスのキレも男前で素敵です。 |