フランシスコ 雪組
追憶のバルセロナ
ON THE 5th


2002年9月12日
於・東京宝塚劇場
アントニオ


BGM*追憶のバルセロナ

 2回目。クリストフ大尉と黒い旋風のシーンとピエロの前座が、2階席からだとよく見えなかったので、急遽1階席のチケットを手に入れて、見てきました。 いつも2階なので、視野が違いますね。

 ジプシーたちが、さらにパワーアップしていたように感じました。特にブンちゃんが目覚めるシーン。あれじゃあ、元気な人でも具合悪くなるって。

 戦闘シーンで歌うジプシー3人、上手いよねえ。ダンスも皆振りが違ってて、この辺りはやっぱり好きです。 ブンちゃんの悪夢は、改めて見るといっそう「エリザベート」のルドルフに見えてきた。ルドルフのブンちゃんもよかったもんな・・・。

 酒場のシーンのモレノ(麻愛めぐる)もいい味出てた。

 イアーゴーに薬を飲ませるシーンのジプシーたち、あんなにさらっと演じられるって大したもんだと思う。 もちろん未沙さんが上手いんだけど、若手たちも全然負けてない。ロベルトの「だって、意味ないでしょ?」が好き。

 未沙さん相手に、かしげちゃんは笑っちゃいけないし、結構つらいだろうな、と思いながら見てしまった。

 アンジェリカ(五峰亜季)とエスメラルダ(森央かずみ)の最後のやりとりも好き。ロベルトの不器用さがほほえましい。

 キムちゃんのフェイホオはあいかわらずとぼけていて可愛かった。

 そしてなにより、まひるちゃんが可愛い!ああいう気の強い女の子が、無理して強がって、でもけなげでっていうの、大好きです。

 前回気にしなかったのだけれど、最後のデュエットが2人のさよならっぽいのです。

たとえどんな苦しみがあろうと、この時代を生き抜いてみせよう。
短くてもおまえと2人、この命に悔いなどない。
たとえいつか終わる日が来ようと。(中略)
愛する人、2人でいれば、つかの間が永遠に思える。
今この時、何もかもが大切。

 あと、ショーのぶんちゃん銀橋でのさよならの歌、これはあっさりしていて、ぶんちゃんらしいさよならだと思った。 幕がおりる前に、さよならを言う前にありがとうと言おう、みたいな感じ。 パレードの後のタップで、成瀬君が「ぶんちゃ〜ん」って叫んでるのね。ああ、やっぱさよならなんだ・・・。

 今回、若手をずいぶん覚えられた。さすが雪組、芝居が上手い。最近組のカラーがなくなってきて寂しいけれど、やっぱりカラーって大事だと思う。 もちろんトップさんが変わって雰囲気が変わるのは当然なんだけれど、星組!なんとかしてくれ〜!雪組が2つできてるじゃないよ!