伯爵令嬢
2014年10月17日
於・日生劇場
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孤児院暮らしのコリンヌのもとに、彼女が伯爵家の行方不明になっていた令嬢だと連絡が入った。
盲目の恋人リシャールと、孤児院への援助と引き換えに求婚してきた新聞王のアランのどちらを選ぶか決めかねたまま、
コリンヌはパリの伯爵家に向かうことになった。
パリに向かう船が事故にあい、コリンヌは助かったのものの記憶を無くしてしまう。
現れたアランはフィアンセだと名乗り、コリンヌを引き取る。
アランと暮らすうち、コリンヌはアランを好きになっていく。 リシャールは手術が成功し、目が見えるようになってコリンヌの前に現れる。 また、船で乗り合わせたアンナというスリの女が、コリンヌのふりをして伯爵家に潜り込んでいる。 かつてアランの記事が原因で父親が自殺したため、アランを敵と狙うフランソワ。 そんな中、コリンヌの記憶も徐々に戻って来る。 アラン、早霧せいな。 はじめの展開が急すぎる上に、アランの強引で自己中なやり方についていけず、 コリンヌのことなんて好きでも何でもないのにプレイボーイを気取ってる感じ悪い男かと思ってしまいました。 コリンヌを好きなのは本気だったらしい。 強引なのは間違いないですが。 芝居上手なちぎちゃんなので、怒涛の展開でも違和感なく見ていられました。 コリンヌ、咲妃みゆ。 そんなに人を簡単に信用したらダメだよと思いますが、誰からも好かれるいい子な感じが出ていました。 オフのもっとしっかりしろと言いたくなる話し方とは違って、元気いっぱいに演じていたのは良かった。 それにしてもよく溺れる人です。水のダンスが美しかった。 フランソワ、夢乃聖夏。 いやもうセクシーです。 ソファーに脚を投げ出して座ってるだけで色っぽい。 マント姿も格好いい。 あんな品のない女、情婦にしてるんじゃないよ〜。 しかも優しいし。 コリンヌに話すときの作ったやさしい声が何とも言えない。 敵役といっても根っからの悪役じゃない感じ。 リシャール、彩凪翔。 演技は特に文句言わないけれど、ビジュアルがなあ・・・。 ファンには申し訳ないけど、等身が悪いのか頭が大きいのか、どうにも素敵に見えない。 アンナ、有沙瞳。 まだ若いのに、難しい役をうまく演じてた。 人を殺すほどの悪女じゃなくて、単にめぐりあわせが悪いだけという感じがするし、お母さんだけは大事にしたいという気持ちが可愛い。 もうちょっとマシな生き方があっただろうに。 ロンサール伯爵、鳳翔大。 おじいさん役なんて、大ちゃんのプロポーションの無駄使い！ 立ってるだけで綺麗で、衣装の着こなしも抜群の大ちゃんなのだから（むしろ立ってるだけが素敵!?）、リシャールとかの方が良かったのに。 執事の真那春人。いい味出てた〜。 面白かったです。 新聞記者、煌羽レオ。 個人的に気になる生徒さんではあるけれど、手負いの演技がすごかった。 これでもかという波乱万丈なストーリー。 でも詰め込み感を感じないのは、みんな上手だからかな。 衣装もきれいでした。 |