雪組
NOW ZOOM ME


2020年10月1日
於・東京宝塚劇場



 望海風斗コンサート。 「NOW ZOOM ME」にノゾミの文字が重なって、そう言うことだったのか〜と初めて理解しました。

 1幕は、ポスターの衣装で格好良く始まり、キラーKからのスーツの男役群舞。 麻子ちゃんがめちゃくちゃ格好良かった、あのキラーKです。 いい感じかも!?と思ったのは最初だけ、いきなりなんか変な場面に変わっていきます。

 コナンのテーマソングで地球侵略。 何?って思ってるうちに、煌羽レオが侵略者の親玉なんだろうけど、なんか男爵みたいな恰好で出てきて、対するだいもんはZOROみたい。 いろいろバラバラすぎて、訳わからん。

 そして、バブリーな衣装で昭和の歌謡曲メドレーに続く。 聞き覚えのある曲ではあるけど、宝塚で聞いてうれしいナンバーじゃない。 楽曲にあわせて衣装をチェンジするわけでもなく、それなりに盛り上がる曲もあるんだけど、衣装のせいでネタにしか見えない。 これが延々と続いて、1幕はひたすら歌謡曲で終了した感じです。

 そう言えば、マジックショーもあったな。

 2幕も微妙すぎる幕開けでした。 凪翔が金八先生の扮装で出てきて、大阪弁のレクチャー。 そのあとタカスぺのコントみたいなシーンが続くのだけど、微妙に笑えない。 タカスぺのコントは好きなんだけど、何が違うんだろう? 本役が出てこないから、なんとなく別物みたいに見えるのかもしれない。

 そして、花組メドレーが続きます。 花組好きだから個人的には楽しかったのだけど、雪組のだいもんが好きな人にとってはどうなんだろう? ちょっとだけ雪組ソングを歌った後は、リクエストの3曲を歌います。
「スカーレット・ピンパーネル」から「ひとかけらの勇気」
「ブラックジャック」の「変わらぬ思い」。
 この2曲はすぐ分かったけど、3曲目の「愛の旅立ち」は分からなかった。 いずれにしても、だいもん歌ったっことないよね? たいていこういうリクエストって、本人の思い出の曲から選ぶと思ったけど。 いい曲だし、上手だったから不服はないです。

 最後に宝塚メドレー。 「夢は世界を駆け巡る」とか「ミレニアムチャレンジャー」とか、この辺もだいもん関係ないよね?

 う〜ん・・・何か違う感の残った構成でした。 2階後ろの方の席だったので、多用してる映像の上の方が見切れてるし。 生徒の顔と名前の紹介とか、劇中パロとか、過去の舞台映像とか沢山流してるのだけど、見切れることをある程度想定してほしかった。

 久々の生オケはうれしかった。 開演前にチューニングしてる音が聞こえたのだけど、オーケストラボックスは空っぽだったので、臨場感を出すための演出?なんて思ったのですが、舞台上にスタンバイしてたんですね。 封鎖したボックスの上に橋を渡して、銀橋に出られるようにしてました。