「RRRxTAKARAZUKA 〜√Bheem〜」インド映画のミュージカル化。
イギリス統治下のインドで、インド人たちは虐げられた暮らしを送っていた。 総督の目に留まった1人の少女が連れ去られたため、ビームは仲間とともに少女を取り返そうと動き始める。 一方ラーマは、故郷の同胞が虐げられている現状を変えるため、インド人ながらイギリス総督府で警察官として働いていた。 町中で知り合って友情をはぐくむビームとラーマ。 けれど、ラーマにはインドの反抗分子を捕まえるという使命があった。 プロローグの水のダンサー、いきなり逆立ちのリフトに驚いた。 水と炎のダンサーの群舞がとてもきれいで、火事のナンバーとか本当に見ごたえありました。 ナートゥダンスも話題だったけど、個人的にはこっちの方が印象に残ってる。 もちろんナートゥダンスも楽しかった。 ビーム、礼真琴。猪突猛進型の若者はよく似合ってます。 貧しい階級の割に綺麗な格好してるのは、宝塚だから仕方ないか。 捕まって拷問されてるけど意地張る理由が分からなくて、ごめんなさいで済むことだと思う。 単なる若造の意地っ張り? そのせいで逆にラーマが気の毒なことになってるし。 ラーマ、暁千星。ひげをつけた面倒見のいい兄貴ポジ。 ありちゃん、このところグッといい味が出るようになって、友情と故郷を救う使命感と自分の気持ちの間で葛藤するのがおいしい役。 と思ったら、原作ではこっちが主役だとか? 故郷で父親を殺されて、都市に出て武器を取る機会をうかがってる・・・あれ?ロナン? 拷問受けてる人もロナン? 隣の日生劇場で東宝ロナン(加藤和樹)も出演中だから、この界隈に3人のロナンがいる!ってちょっと嬉しくなった。 ジェニファー、舞空瞳。 優しくて明朗快活、可愛くていいところのお嬢さん。 なこちゃんがキュートで、私の中ではなこちゃんは琴ちゃんと組まない方がかわいく見える説がますます濃厚になってる。 ビームは最後までお友達ポジだったのが、宝塚ご都合主義じゃなくてよかった。 ジェイク、極美慎。 最初いけ好かないキャラかと思ったら、そうじゃなかった。 育ちのいいジェントルマンはまさに適役。 総督の輝咲玲央、統治者としてそこまで非道だと思わなかった。 インド人と銃弾の価値の差を考えろって言い方!とは思うけど、むやみに殺害するのを止めてるわけだし、マッリの件も対価として金銭を渡してる。 インド人目線では酷いかもしれないけど、殺されるほどじゃないのに。 妻(小桜ほのか)や側近(碧海さりお)の方が感じ悪いかな。 ラマール様〜って思ったり思わなかったり。(そろそろ1789から離れよう) 2階席にも客席降りで生徒さんたちが来てくれて、ひときわ美しいイギリス警察のお兄さん(天希ほまれ)に目が釘付けでした。 ナートゥの総踊りは圧巻だけど、全体にあまりインド映画っぽい感じはなかった。 原作知らないから比べようがないし、見やすかったし群舞綺麗だったし、文句なく楽しかったです。 「VIOLETOPIA」 指田珠子先生の芝居は独特の雰囲気があって好きだけど、ショーも衣装や場面ごとの雰囲気がなるほど珠子先生でした。 いろんな場面が結局全て劇中劇としてつながってたようだけど、難しいこと考えずにきれいだなって思って見てました。 水乃ゆりちゃん、水のダンサーに続いて動物園の場面でも綺麗だった、まさに適材適所。 なこちゃんの黒燕尾が格好良かった。 あと芝居ではナートゥダンスくらいしか見せ場のなかったぴーすけ、銀橋で歌うAs Time Goes Byが沁みました。 |