鬼が人を襲う江戸の街。 鬼殺隊もとい鬼御門(おにみかど)の手練れ出門(いずも)は、鬼を斬ることに嫌気がさして隊を抜け、旅芸人の一座に身を寄せていた。 女盗賊の一味、椿と名乗る女が鬼御門に追われているところを助け、やがて2人は惹かれあう。 鬼ダンサーズが格好良い。 殺陣や立ち回りはオリジナルの舞台ではもっと迫力あるのだろうけれど、ダンサーズの格好良さが十分補ってる。 鬼御門の邪空(じゃくう)極美慎がすごいヘアスタイルで、きらきらオーラを封印して色濃く演じてた。 出門に執着してるようなセリフがあったけど、何?歪んだ愛? 椿の暁千星、色気たっぷりで艶やかで、和装もドレス姿も美しかった。 桜姫の詩ちづる、あんなアイドルオタクの変なキャラにする必要ある? 小桜ほのかの比丘尼姿の鬼はさすがの迫力。 冒険活劇的な小気味よい作品なのだけど、あまりハマらなかった。 「柳生十兵衛」ほど気持ち悪くないけど、なんかバタバタした感じがぬぐえない。 たぶん礼真琴の演技がnot for meだから。 身体能力が高いのは認めるけれど、もっと動かない演技ができると真ん中感出るのだろうな。 一騎打ちの末、出門の腕の中で息絶える椿。 目覚めた阿修羅に自我を奪われていたけれど、一瞬椿の意識が目覚めて出門の名前を呼び、そしてまた阿修羅に戻って息絶える。 ん?「フランケンシュタイン」のデジャブ感がすごいんですけど? 今回の遠征の目的がフランケン大楽を見届けることだったので、ついそう思ってしまった。 椿が美しかったのと鬼ダンサーズが格好良かったのが印象に残りました。 今回1階の花道脇の席で下手側が近くて嬉しかった分、逆にセンター〜上手や舞台奥の芝居が見にくかった。 東京で2階席が取れてるので、次は全体を見たいです。 初舞台生の口上を見られるのは大劇場公演ならでは。 ロケットも初舞台ロケットってことですよね。 東京では見られないので新鮮でした。 ![]() 2025年7月20日 於・東京宝塚劇場 宝塚大劇場に続いて、2回目の阿修羅城。 前回は1階前方席だったので、2階席の今回は視点が違って、オケピから這い上がってくる鬼やショーの星型や「111」の人文字がよく見えました。 芝居、ショーともに、やっぱり好みではなかった。 ショーはふわふわしたパステル調はどの組がやってもタイプじゃないので、これは仕方ない。 芝居の方は、暁千星の椿は艶やかで美しく、極美慎の邪空は存在感ある色悪で良かった。 あと鬼ダンサーズも格好いい。 でもそれだけ。 「記憶にございません」に引き続いて、男役さんたちがイロモノばかり。 宝塚は格好いい男役さんを見にきてるのだから、2作続けてイロモノはやめて。 礼真琴に合わせた演目なのだろうけど、何かこちょこちょ芝居してるな〜って感じ。 もう卒業ですけど、彼女は最後まで小粒だったと思いました。 |