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星組 雨に唄えば 2003年5月15日 於・日生劇場 |
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あまりにも有名な「雨に唄えば」の主題歌と、ジーン・ケリーの雨の中のダンスシーン。
でも実は、ストーリーを知らなかった私。映画スター、ドン・ロックウッドが、トーキー映画の参入で悪戦苦闘しながら、仲間と一緒に新しいミュージカル映画を作り上げるコメディ。
昔のミュージカルだから、ちょっとテンポがゆっくりすぎるかな、と思うところもあったけれど、充分楽しめました。 ドンの安蘭けい。安定した芝居を見せてくれるトウコちゃんなので、安心して見れました。 雨の中タップするシーン、本当に雨の降る中、楽しそうにタップしていた。水バラクのお風呂と違って、ちゃんと見せ場になっていました。 余談ですが、舞台になったカリフォルニアって、年間に一週間も雨が降らないんです。傘なんてさした覚え、全然ないもん・・・ 劇中劇で、お貴族様の格好をするシーン。まさにフェルゼンでした。 ベルばらでフェルゼンをやったときには、ホットなトウコちゃんにフェルゼンは全然似合っていなくてかなりきびしかったけれど、今度はコメディ。 べつに笑いを取る必要はないけれど、ドンが全然似合わないお貴族様の格好をしていますという感じで面白かった。 安蘭フェルゼンと真飛アントワネット(本当はそうではないけど)の劇中劇で、悪態つきながらのラブシーン。無声映画だからって、そんなのあり?可笑しすぎです。 どうしてもマジメな印象が強いトウコちゃんを、明るい雰囲気でフォローしていたのが、コズモの大和悠河。笑顔が可愛い、いるだけで舞台が明るくなる。 一生懸命キザってみせるのが、ますます愛らしくて・・・。谷ちゃんの明るさは、コメディには必需品。 1人で歌いながら舞台上をドタバタ走りまわっているシーンが、とても楽しかった。 劇中劇で指揮者をしていた谷ちゃん。オーケストラが舞台奥にあったのだけれど、その本物の指揮者の動きに合わせて指揮棒を振っていた。何してもかわいい〜。 語らずには通りすぎられないのが、真飛聖のリナ。悪声という設定、だみ声で演じるのかと思っていたら、あのすっとんきょうな声! どこから声出してるの?しかもかなりオツム弱そう。あの声で、最後まで演じ通すとは。 しかも歌まで歌っていた。顔だけ見てると本当に可愛いんだけど。インパクト強いです。 芝居ではずっと、すっとんきょうなリナだったけれど、ショウでは男役姿も披露。今回、芸幅広げたか。 キャシー役の陽月華。例によって娘役さんは全然知らないのだけれど、なかなか上手でかわいかった。 年次若いけれど、個人的には檀ちゃんより、華ちゃんのほうがいいよ〜。 早口言葉のシーンは、皆さん、ご苦労さま。ドンがかんでたのは、芝居?うっかり?まあ、どちらでもOK。 カーテンコールで、トウコちゃん。「濡れながら帰ってください」だって。この日は1日中雨だったから。外も中も雨の日でした。 |