カリスマ料理人のホン・シンシン。
人気はあるが、あまりのわがまま放題にボスのエリックがキレて、突然解雇された。
無一文で屋台村に流れ着いたホンは、看板娘のアイリーンに拾われる。
斜陽の屋台村を立て直すのに協力し、やがて店は繁盛する。
ホンの様子がエリックの耳に入り、かつて弟子だったリー・ロンロンと料理対決することになる。
ひたすらガチャガチャしたコメディだった。 冒頭の天界の西遊記ネタは、一応伏線として回収はされるけど、意味があったのかどうか分からない。 料理対決に至っては、そもそもお題の満漢全席を作ってすらいない。 どたばた喜劇として、あまり考えずにユルく見てる分にはいいのかもしれないけど。 ホン・シンシン、紅ゆずる。 口先で人を丸め込む、ノリでごまかしてきた的なキャラ設定が、まさにベニのためのあてがき。 けど、笑わせようとしたのに客席が全くノーリアクションで、全然受けないやないか〜みたいなことを言ってた。 関西では受けてたのかもしれないけど、東京でベタな笑いは受けないと思う。 自由に生き生きしてたのはいいのだけど、男役として格好いいわけでもないし、ちょっと微妙。 まあベニのファンが満足ならいいのだけど。 アイリーン、綺咲愛里。 負けん気の強い元気でカワイイ女の子。 こちらも生き生きしてて、良かったと思う。 あのアイドル衣装が似合うのは、さすがあーちゃん。 リー・ロンロン、礼真琴。 基礎がしっかりしてて、努力でトップを勝ち取るってキャラ設定は、こちらもまさにあてがき。 公式のストーリー紹介ではリーが悪役っぽく書かれていたけれど、実際むしろヘタレだった。 気弱なメガネ男子が、好きなアイドルにいいところを見せたくて急に強気になるところとか、緩急がうまい。 男女それぞれのアイドルグループに、小林寺の坊主ーズ、天界の人間じゃない人たち。 よさこいや長崎くんちみたいなのまであって、もうカオス状態。 唯一見せ場っぽいのは、ベニが真琴っちゃんに星を譲るって言ったところかな。 組替えなしの順当なトップ交代は嬉しいです。 そのあと、真琴っちゃんと瞳ちゃんがこれからよろしくって言うシーンも、ほっこりしました。 ショー「エクレール・ブリアン」。 スローなナンバーばっかりで、眠くなってしまいました。 ボレロは綺麗だったんだけどね。 |