Jan.2,2003
MILFORDSOUND 〜 TE ANAU


 朝、クイーンズタウンを後にして、観光バスでテ・アナウ経由、ミルフォードサウンドへ。空路を行けば40分ほどの距離なのに、陸路は山を迂回する上、途中休みながら行くので、5時間以上かかりました。なかなかいい睡眠時間だったりして。

ミルフォードサウンドに向かう途中の風景。ひたすら、こういう雄大な景色が続きます。

ミラーレイク。その名の通り、湖面に山々の姿がきれいに映っています。

バスを下車して、原生林の中をショートウォーク。

 
 ミルフォードサウンドに着く前に、ホーマートンネルを通りました。これが、ライトがひとつもないトンネルで、真っ暗な中を車が行き交うのです。うっかりレンタカーなんかしてたら、大変なことだった。

 ミルフォードサウンドでクルージング。タスマン海の手前まで、フィヨルドの中を遊覧します。甲板に出ると、ものすごく風が強くて、飛ばされそう。しかも寒い。南極が近いんだな、と実感します。ここも、マウントクック同様、とても雨の多いところらしいのですが、やっぱり晴天。今回は天候に恵まれました。
 出航したら、すぐにランチなのですが、よほど日本人客が多いんでしょうね。味噌汁までつく幕の内弁当が用意されていました。そんなに和食が好きなわけでない私ですが、やはりずっと外国の食事だと胃が疲れるので、ちょっと嬉しかった。
 クルーズでは、いるかが泳いでいたり、あざらしが昼寝していたりする姿も見られました。
 
  2時間弱のクルーズの後は、テ・アナウに戻りました。日帰りツアーの人は、そのままクイーンズタウンまで戻るのですが、さすがに疲れると思い、私たちはテ・アナウにホテルを取っておきました。
 ここでトラブル発生。

1>予約していたホテルがオーバーブッキング。違うホテルに回された。レイクフロントのホテルを取っておいたのに、なんか格下のホテルにされた気がして、ちょっとムッ。
2>友人の荷物が、バスに積まれていなかった。クイーンズタウンに置き去りにされた模様。結果的には、翌日の午後には見つかったのだけれど、まる1日、友人は気もそぞろでした。そりゃそうだ。

 夜、グロウワーム(土ボタル)を見に行くツアーに参加しました。目的地の洞窟は、テ・アナウ湖の対岸にあるので、湖のクルージングも同時に出来ます。でも夜なので、景色はあまりよく見えなかった。

 グロウワームの洞窟入口。湖畔の雰囲気が、ちょっとアモンヘンに上陸した場所のよう。実際のロケ地は、マヴォラ湖というところらしいですが、テ・アナウから近いところのようなので、風景も似ているんでしょうね。

 真っ暗な洞窟の中をボートでいくと、グロウワームの放つ光が夜空のようで、とてもきれいです。この中がまた寒くて、今まで毎日暑い日が続いていたので、うっかり薄着で来てしまって大後悔。後でツアーのリーフレットを見たら、洞窟の中は10℃くらいなので、暖かい格好で、と書いてあった・・・。
 洞窟の中は、暗くて全然足元が見えない。ガイドのお兄さんがライトで照らしてくれないと、本当に歩けません。モリアの洞窟もこんな感じだったのかなあ。暗いと不安になるものだと分かりました。