Jan.4,2003
AUKLAND / MATAMATA


 友人の両親の家は、ミッション・ベイに程近い、タマキ・ドライブ沿いにあります。朝食の前に、ちょっと散歩に出かけました。自宅で食事しながら、毎日ビーチが見られるなんて、恵まれた環境です。
 
 この日は、友人のお父さんに車を出してもらって、マタマタに向かいました。あんな何もない牧草地に、なんでわざわざ行くのかと思ったそうです。快く車を出してもらって、感謝。インターシティのバスも出ているようですが、1日1本、時間も決まっていて、自家用車のように自由はきかなさそう。

 オークランドから、2時間強でマタマタに到着しました。Rings Scenic Toursに参加するためです。前日電話で聞いたときには、10:00と12:30のツアーがある、ということだったので、12:30に予約を入れておきました。が、思いのほかすんなり着いてしまって、マタマタ到着10:30頃。ツアーデスク(というか、マタマタのインフォメセンター)に様子を聞きに行くと、11時に臨時ツアーを出すと言う。
 結局、定時はあるけれど、ある程度人が集まったら催行するらしい。同行者はネイティブ2人、日本人が私たちの他に3人の計7人。(帰国後、同行の日本の人もHPを持っていることが判明。リンクはらせてもらいました。)

 
 ツアー概要
所要 2時間、マタマタインフォメセンターより出発
スタート 基本は10:00,12:30 随時出発あり
価格 NZ50.00

 インフォメから車で20分くらいのところにある、アレクサンダー・ファミリーの農園が、ホビトン(ホビット村)のロケ地になったところです。現役の農園で、思いきり私有地です。
 フェンスをいくつか越えていくと、welcome to hobbitonの看板が出迎えてくれます。同時に放し飼いの羊たちも迎えてくれます。というか、車に踏まれそうになって、逃げています。丘陵の様子が、まさにLOTRの世界。

 農園の中に車を止めて、歩いてまわりました。ガイド(ファミリーの一員だと思う)が、撮影中のいろんな話を聞かせてくれました。芝をキープするための努力とか、セットの作り方とか。ホビットの扮装をしてくる観光客もいたそうな。
 左上の写真は、ビルボの誕生日パーティの会場になった広場。右の写真に写っている池は、橋と水車小屋のセットが造られた池だそうですが、今は取り壊されていて、何も残っていません。

 ホビットたちの家跡。ドアや庭園はすでになく、ベニヤがはめこめれているだけになっています。小道も段々牧草に覆われてきていて、かなり跡地という風情です。Return of the King公開頃には、ホビトンの面影はなくなってるかも。

 左上は、バッグエンド(袋小路屋敷)の跡。ホビットサイズに作られているので、入り口の前に立つと、ガンダルフになった気分になります。他のホビットの家と違って、小さいスペースですが、中に入ることができます。
 右は、バグズエンドの脇から見たホビトンの光景。ビルボとガンダルフがパイプをふかしていたところです。パーティ会場が見渡せます。
 帰路、次のツアーバスとすれ違いました。スクールバスと日本語で書かれたバスに沢山の観光客が乗っていました。(NZは日本と同じ右ハンドルなので、日本からの中古車の輸入が多いそうです。)もっとひっそりとやっているツアーかと思っていたら、すごい満員御礼なんですね。臨時便で見られたので、静かに見れてよかったです。
 
 インフォメセンターで待っていた友人の両親と合流。マタマタの町を軽くドライブ、結構豪邸がありました。昼食後、途中いくつかの町に立ち寄りながら、オークランドに戻りました。アモンスールの砦のような岩も、帰り道見ることが出来ました。