イスタンブール紀行

出発日
〜8月5日〜

 仏教とキリスト教はそれなりに生活に入りこんでいるけれど、イスラム教はあまりなじみのない文化。アラビアンナイトの妖艶なイメージとか、中東紛争の血なまぐさいニュースとかあるけれど、やっぱりちょっと憧れます。

 旅行会社のツアーを見ると、トルコ周遊8日間というのをよく見かけますが、毎日ひたすらバスに乗り続けて、観光時間はほんの少し。そんなあわただしい旅行はしたくないので、イスタンブール1都市に滞在することにしました。イスタンブールは、街全体が世界文化遺産に指定を受けているので、見るところはいくらでもありそう。
 
 イスタンブールに直行便が飛んでいるのは、トルコ航空だけ。毎日運行されていないので、火曜日出発の日曜日帰国の6日間になりました。

 出発日は、朝から悪天候。成田では落雷もあって、飛行機が大幅に遅れました。12:50発の予定が、ずれにずれて16:30。ゲート前で、サンドイッチや中華おこわのサービスが配られたりしたけれど、出発前に疲れてしまいました。
 フライト時間は、12時間半。イスタンブールに到着したときには、現地時間の深夜0時になっていました。

 入国審査は、ほとんどノーチェックに近い状態でした。ツアーではないので、いつものように両替→タクシー乗り場と移動するつもりが、いきなり不審な出来事が。

 ホテルはインターネットでダイレクトに予約していて、旅行会社はいっさい通していないし、送迎も頼んでいないのに、見知らぬ人が「kujakuさんですか?」と声をかけてきたのです。なぜ名前を知っている?到着があまりに遅れたので、もしホテルの人が心配して確認に来ていたら申し訳ないと思ったけれど、そのわりに言っていることが変。「どこの旅行会社?」とか「どこのホテルに泊まるの?」「ホテルが満室だから、いいホテル紹介する」とか。トルコは客引きが多いと聞いていたので、適当にあしらって無視することに決めました。かなりしつこくつきまとわれましたが、やはりこの人は単なるキャッチだったようです。

 両替は、いつも国際キャッシュカードで引き出ししていたのですが、なぜか使えない。一応現金も持ってきていたので、窓口で両替することにしたら、深夜なので銀行は営業時間外だという。なんとか両替してくれるところを見つけたけれど、初日から一筋縄ではいきそうにない予感です。
 ホテルは、旧市街スルタンアフメットのアレナホテルというプチホテル。19世紀の個人の邸宅を改装したホテルということで、こじんまりしたクラシカルな内装のホテルです。入り組んだ住宅街の中にあるので、タクシーの運転手さんも、近所の人に聞きながら探していました。
 居心地のいいロビー。ウェルカムドリンクと、ホームメイドクッキーでお迎えしてくれました。すでに深夜の1時を回っていたので、この日は荷物を解いて、シャワーを浴びて、すぐに就寝・・・ZZZ・・・