イスタンブール紀行

3日目
〜8月7日〜

 3日目は、トプカプ宮殿に行きました。ここも、ホテルから徒歩圏内です。トプカプ宮殿はとにかく広くて、混雑すると聞いたので、朝一番に向かいました。
 宮殿前にあるアフメット3世の泉亭と、皇帝の門。開門前ですが、人が集まってきています。
 庭園を通り抜けた先にある、表敬の門。ここで、入場券を購入します。ハレムのチケットは、中で別途購入します。
 まずはハレムからスタート。
 入り口の壁のタイルと、床に敷き詰められた石。
 スルタンの母の部屋。母君と姫君たちでしょうか?人形がおいてありました。スルタンの母は、ハレムの最高権力者だということで、日本の大奥に通じる怖さを感じてしまいます。
 ハマム(トルコサウナ)の水道。ベルサイユ宮殿にはなかったというトイレもありました。トルコの人は清潔好きだったんですね。
 スルタンの広間。さすがにゴージャスです。
 果実の間皇子の部屋。どの部屋も、タイルとステンドグラスが繊細で綺麗です。
 タイルをアップで撮ってみました。無限にデザインがあるんですね。
 庭園の端にあるテラスから見たボスフォラス海峡。さすがに、最高のロケーションです。
 バグダードのキョシュキュ(東屋)。テラスの片隅にあって、中からは海峡を眺められるのでしょうが、工事中で入れませんでした。
 他の東屋に入って気がついたのですが、エアコンがないのに涼しい。2重の壁で暑い外気をさえぎりつつ、ステンドグラスや小窓で光は取り入れる。風の通り道もきちんと考えられていて、昔の人はよく考えていたんだな〜と感心しました。

 宝物館は撮影禁止だったので写真はありませんが、すばらしい宝飾品が沢山ありました。有名なスプーン職人のダイヤモンドは、確かに大きくて目を引きますが、それ以上にトプカプの短剣やターバン飾りのエメラルドの豪華さと、細工の細かさに目を奪われました。

 3時間ほど経過して宮殿を後にした頃には、観光客の数がかなり増えていて、どこも大行列になっていました。朝1番に来て、すいているときにゆっくり見たのは、大正解です。
 トラムに乗って、エミノニュに移動。そこで、ケバブのランチにしました。エアコンがない店が多くて、暑くて大変。
 ケバブも、パンにはさんだり、ケンタッキーのツイスターのような薄い生地でまいたり、皿に盛ったり、いろいろなバージョンがありました。結局ランチは、毎日ケバブでした。特大のベークドポテトにいろいろ具をのせたクンピールや、塩味のヨーグルトドリンク、アイランも美味。
 エジプシャン・バザールで買い物をした後、リュステム・パシャ・ジャミイに行きました。
 エジプシャン・バザールは、グランド・バザールほど規模が大きくなくて、買いやすいと聞いていましたが、価格的にはどちらにしてもディスカウントしてもらうので、そんなに変わらない気がします。ドバイのスークや、メキシコのティワナと同じく、とにかく値切る!が基本です。

 リュステム・パシャ・ジャミイは、庶民的なバザールの真ん中にたっていました。あまりにさりげなくて、目の前にいても気がつかなかったくらいです。でも、中はブルーのタイルがゴージャス。やはりカーペットが敷いてあったので、しばらく疲れた体を休めました。

 スレイマニエ・ジャミイまで足を伸ばしたのですが、全面的な大改修を行っていて、何も見られませんでした。暑い中、丘の上まで頑張って歩いたのに〜。1度ホテルに戻って、ひと休みしました。
 夕食は、ホテル・アルカディアのレストラン、ホリゾンに行きました。ガイドブックに眺めが最高と紹介されていただけあって、アヤソフィアとブルーモスクが眼前に見えて、絵葉書のようです。ラムのキャセロールが美味でした。