ボクらはいつも恋してる!
金枝玉葉2

 

まだ見ていない人

あの感動作「君さえいれば:金枝玉葉」の続編です、パート2が作られたことは知っていましたが、香港でヒットしたという話を聞いた覚えが無かったので、期待していませんでしたが、そんなに悪い出来ではないと思います。
前作は男装の女と男の恋愛話でしたが、今回はこの間に女が入り込み、しかも両者と愛し合うようになるので、関係は複雑化します。とはいえ、話のメインは前作のヒロイン、アニタ・ユンと新しく加わったアニタ・ムイの関係に絞っているので、分かりずらくは感じませんでした。
ユニセックスの三角関係というのは、いかにもこの作品らしいです。しかも、新しく登場するアニタ・ムイの付き人?(この関係がよく分からん)のテレサ・リーは女好きを公言してるし、彼女に惚れる小春は女装しちゃうし、前作からの登板のエリック・ツァンはゲイだし、ヘンな映画です。
オープニングとエンディングに流れる歌は前作と同じ曲だと思います。クライマックスに「追」が流れるパターンも同じでしょう。今回「追」を歌うのはレスリー・チャンのようですが(前作もそうだったっけ?)。
前作のクライマックスではアニタ・ユンが走っていました(香港行った時にロケ地を探してしまった)が、それを意識してか、今回はクライマックスではレスリー・チャンが走ります。しかしその行き先は空港なので、走るよりもタクシーで行けよ、と思ってしまいました。この映画が作られたのは返還前だから彼の行き先は啓徳空港だろうけど、それでも走って行けるような距離じゃないでしょうに。
陳小春の女装にはびっくりしたというか、大笑いでした。しかし、小春の顔を覚えたのは「欲望の街」シリーズだったので、その前に作られたはずの「君さえいれば」では全然印象がありませんでした。思えばビッグになったもんです。
男っぽい格好もサマになっていますが、アニタ・ユンはやはり、髪を伸ばした女性らしい格好が一番似合ってると思います。ミニスカでレスリー・チャンに迫るシーンでは、レスリーは困っていましたが、結構セクシーだったと思います。
しかしこの映画を見てしまうと、作品の中で噂されてしまうように、レスリー・チャンって、私生活では男が好きなのでは、と想像してしまいますね(自分には関係無いからいいんですが)。

 

すでに見た人

アニタ・ユンとアニタ・ムイのキスシーンにはびっくりしました。実際にキスするまでアニタ・ユンがためらい続けて、観客を焦らしていく演出もうまいと思います。

 

 


 

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