キャプテン・アメリカ
ザ・ファースト・アベンジャー

｢アイアンマン｣「マイティ・ソー」などを持つマーベルコミックスが放つ、｢最初の｣ヒーローの物語です。原作のコミックは何年も前から映画化の話があったものの、消えたり復活したりを繰り返していました。紆余曲折を経ての完成というところでしょうか。
第２次大戦中、ひ弱だったのが新薬のおかげでスーパーパワーを得たアメリカ軍兵士が｢キャプテン・アメリカ｣として、世界征服の野望を抱くレッドスカルと戦う話です。
映画は一応ヒーロー物ではありますが、主人公のキャプテン・アメリカは彼が救出した軍人たちで結成されるサポートチームと共に戦うので、この映画はヒーロー物というより戦争映画のノリなのが、他のヒーロー物と一味違う面白いところでした。キャプテン・アメリカが戦費公債のキャンペーンのピエロになるエピソードは、「父親たちの星条旗」からのインスパイアのように思います。
キャプテン・アメリカのコスチュームから推測すると、原作はもっと「アメリカの正義」を強調しているのかもしれませんが、映画ではそういう感じはあまりなくて、誰にでも見やすい形になっています。

悪役であるレッドスカルは、｢マトリックス｣シリーズでおなじみの個性派俳優ヒューゴ・ウィービングが演じていますが、話の中盤で早々とレッドスカルのマスクを被ってしまいます。もう少し素顔で演技が見たいところでした。
映画のラストには、キャプテン・アメリカやアイアンマンたちが連合する「アベンジャーズ」の予告があります。ここにレッドスカルは出ていませんでしたが、復活するのかなあ。

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世　界　侵　略
ロ　サ　ン　ゼ　ル　ス　決　戦

ある日地球に飛来したエイリアン軍団。各国の海岸地帯が次々と制圧される中、逃げ遅れたサンタモニカの民間人を救出に向かった海兵隊の、一師団の活躍を描くお話です。
お話は危機また危機で退屈しませんでした。エイリアンは当初は無敵かと思いきや、実は人類とあんまり変わらないレベルだったというのはどうか？とは思います。しかしこいつらがあんまり強すぎると、「スカイライン」の２番煎じみたいになるかもしれません。おかげでわりと安心して見られて、そこそこ爽快感を味わえる箇所があります。

カメラがやたらと揺れたり、隊員の背後にぴったりくっつくなど、撮り方はまるで「戦場密着ドキュメント」といったノリで、妙なリアリティーが出ています。
この撮り方はイラク戦争を題材にした傑作「ハートロッカー」ぽい感じがしましたが、特にこの「世界侵略」のラストではモロに「ハートロッカー」を連想しました（せめて食事くらいしろって）。出てくる隊員たちはみんな勇敢で、「海兵隊万歳映画」と言ってもいい映画です。まあ、こんな架空の話で海兵隊に志願するアホはいないと思いますが…。

予告篇では、第２次大戦中に未知の飛行物体がカリフォルニアに飛来し、米軍が砲撃したけどまったく当たらなかった、という話がありましたが、本編ではそんなことは全く語られていませんでした。

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グリーン・ランタン

映画では最近「アイアンマン」などのマーベルコミックスに押され気味な感じのある、「バットマン」を持つDCコミックスが放つ、ヒーロー映画。
自信満々と周りに見せながら実は臆病な、テストパイロットをやっている男が地球を守るヒーローになっていくお話です。
「強さ」とはどういうことか、を追求しようとするテーマはなかなかいいと思います。ただ、主人公がそれを悟っていく描写は今一つ雑な感じを受けました。彼の成長をもう少し丁寧に描ければ、傑作になったかもしれません。

映画はパート２へ「つづく」みたいなシーンで終わります。しかしこういうシーンは、エンドクレジットが全て終わった後に入るのが普通ですが、この映画ではメインスタッフやキャストの名前が出る初めの大まかなエンドクレジットが一旦終わってから、この「つづく」のシーンになり、その後に細かいエンドロールが始まります。エンドロールを最後まで見る必要の無い、親切な見せ方といえるのではないでしょうか（とはいえ作った側からすれば、ロールも最後まで見て欲しいところでしょうが）。

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ゴーストライター

まだ見ていない人

イギリス元首相の回顧録をまとめるためのゴーストライターとして雇われた男が、元首相の過去の秘密に迫ってしまうことになるお話です。
隠された「謎」に引かれて退屈はしませんでしたが、テンポが急でないせいか、上映時間は２時間程度なのに、ちょっと長く感じてしまいました。
とはいえ、これはお話がゆっくり目で展開するというより、映画全体に漂う「陰鬱さ」から来るものかもしれません。主人公が仕事をさせられる場所は元首相の自宅となっている離れ小島なのですが、映画ではここにはいつも暗い雲が立ち込めていたり雨だったりして、「いいところでない」感があふれる雰囲気は気持ちよくありません。でもそれが殺伐とした謎に、上手くマッチしてるようには思います。

最後の「謎」のどんでん返しには驚かされました。ただ、それを解くトリックはもっと早く分かりそうには思えました。

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主人公は何で謎解きを本人にバラしてしまったのでしょうか？あれだけ追われていたのだから、最後に彼がああいう結果になるのは想像がつくだろうに。理解に苦しみます。
どこかの映画評に、この作品が「ヒッチコックを思わせる」と書かれていました。なるほどという気はしますが、もしこの作品をヒッチコックが手掛けていたなら、ラストはここまで暗くはならないようには思います。

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ピ　ラ　ニ　ア　3　D

ピラニアが人間を襲うお話ですが、襲われるのは主に水着美女ということでこの映画、エロとグロが満開！の内容です。
映画の前半は水着美女たちの胸やお尻を強調したシーンがかなりあり、後半ではその美女たちが、地震によって古代から蘇ったピラニアたちの餌食になります。
ここはピラニアに食べられていくグロいシーンはもちろん多いのですが、ピラニアがあんまり関係しないようなところでも、美女が真っ二つになるようなグロいシーンがあり、そこまでやるか！と感心するやら呆れるやらでした。エロとグロをここまで全面に出してしまったB級テイストには清々しささえ感じます。これこそ大人のアトラクションムービー！と言うべきでしょう。

人間がピラニアに襲われるという、それこそ「ピラニア」というタイトルの映画は70年代にありました。この作品はその映画とは関係しません。しかしピラニア軍団の第1の犠牲者がリチャード・ドレイファスというのは、明らかにそのテの先鞭を付けた映画「ジョーズ」を意識したキャスティングでしょう。

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インシディアス

「ソウ」の監督と「パラノーマル・アクティビティ」の監督が組んで作ったホラー作品です。引っ越してきた家にいた「存在」に取り憑かれてしまった一家が、それにつけ狙われ続けるお話です。
映画の内容は「ポルターガイスト」の変形版みたいな印象を受けました。映画の中には、それを意識したと思われるシーンもあります。

ホラーシーンにカメラ（ムービーではなく、スチル）を使うやり方は「パラノーマル・アクティビティ」を思わせました。映画ではさらに、離れた場所に音声を飛ばす装置を使ったホラーシーンがあるのがまた、「パラノーマル‐」同様に今っぽいマシンを上手く生かしているところです。さらに、心霊現象の調査に使う不可思議なギミックは「ソウ」を思わせて楽しめました。

今回は「パラノーマル・アクティビティ」みたいに、怖いシーンになると教えてくれるような音響は流れないので、苦笑することなくまともに楽しめて、あれよりもちゃんと怖がらせてくれます。ただ、じわっとくる恐怖よりもドキリとさせるやり方で怖がらせるのは、やはりハリウッド映画ではあります。幽霊がまるでゾンビだったのが、ちょっと気になりましたが。
しかしホラー物を多く見ている人には、ラストの想像が付いてしまうことでしょう。

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カ　ー　ズ　２

２作目は、マックィーンやメーターたちがスパイ合戦に巻き込まれるお話です。お話は冒頭からスパイの話で、前作のような彼らの自身の話ではありません。
今回の主人公はマックィーンではなく、メーターといっていいでしょう。しかし映画でのメーターは結局タダの車ヲタクだったりして、彼らは前作ほど魅力的に見えなかったし、新キャラも惹かれるものがありませんでした。

今回は話のスケールが日本やイギリスとかに広がって、華やかではあります。でもその分、キャラクターが全般的にダメになったようで、お話に乗れませんでした。ピクサーの映画で眠気を催したのは、珍しいことです。

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モ　ー　ル　ス

まだ見ていない人

スウェーデン発のヴァンパイア映画の良作「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッド版リメイクです。
オリジナル版よりはテンポは多少速くなっていますが、お話そのものは変わっていません。お話だけでなく雰囲気や情感もちゃんと再現できていて、オリジナルを超えることはないけれど、オリジナルをリスペクトして丁寧に作っている感じはしました。

ヒロイン？を演じるクロエ・グレース・モレッツは、オリジナル版の女子とは違うアメリカ人らしい可憐さと透明感を漂わせて好演でした。それだけに、ヴァンパイア時のいかにもCGな動きは残念です。

すでに見た人

オリジナル版と同様、この「モールス」を見た後も主人公二人の「これから」を考えてしまいました。少年はラストでのプールの惨殺事件の重要参考人として手配されるかもしれないし、何と言ってアビーの食糧（＝血液）を調達するために人殺しをしなければなりませんが、彼にそういう度胸があるでしょうか？そういうことを思うと、やはり彼らに明るい明日があるとは思えません。

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マイティ・ソー

マーベルコミックス作品で、今回の主人公は北欧神話の神。とはいえこのソー君、まだ未熟者です。いわばこの映画、力を過信する者が自分の小ささに気づく話、て構成がケネス・ブラナー監督流なのかもしれません。
これまでのマーベル映画同様、退屈しませんでしたが、特に中盤のソーの「復活」シーンは燃え!ました。浅野忠信は英語のセリフの発音は悪くない感じだったし、出番はわりと多いわりには、あんまり目だっていないように見えたのは残念でした。彼を含めてソー君の家来（ボディガード？）はわりと活躍するのに、クライマックスの戦いに出てこなかったのは不可解でした。
エンドクレジット後のシーン（本編前に注意が出ます）はオイオイ！と言いたくなりました。あの人、いい奴と思っていたのに…。

このソー君が実写になったのは、1980年代の「超人ハルク」TVスペシャルにゲスト出演した時だったと思います。今回の映画ではエンドクレジットの最後に、ソー君がマーベルヒーローが連合するはずの映画「アベンジャーズ」に出ることが告知されますが、何か妙にこの人、連合して戦うのが目立つ印象を持ってしまいました。

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ス　カ　イ　ラ　イ　ン
－　征　　服　－

まだ見ていない人

ある晩に突如始まった、異星人の地球侵略。これをロサンゼルスの一市民の視点から描く内容です。前半、特に侵略前の日常シーンは少し退屈気味でしたが、後半で繰り広げられるエイリアンの執拗な攻撃は楽しめます。
映画では人が次々と死んでいったり、エイリアンが捕獲した人々の使い方など、見ていてイヤーになるシーンや、グロいシーンがチラホラあります。
そういうことで、ラストは救いのない終わりになると予想しましたが、いい意味でちょっと裏切られました（「宇宙戦争」みたいにはなりません。念のため）。「ローレライ」や「日本沈没」の樋口真嗣監督が、この映画を「ラスト３分で好きになった」とコメントしていましたが、それも分かる気がします。

映画は結構お金がかかっているように見えるのですが、実際は低予算だったそうです。軍人とかではないフツーの市民の視点から異常な事件を描いた映画といえば、「クローバーフィールド/HAKAISHA」がありました。また大量の異星人が侵略してくる映画であれば、「インデペンデンス・デイ」や、本来この「スカイライン」の前に日本公開されるはずだった「世界侵略：ロサンゼルス決戦」なんかがあって、ネタとしては珍しくはありません。しかし新しくないネタでも、アイデア次第でまだ見せようがあることが、この映画を見ると分かります。

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中盤になってやっと軍の反撃が始まるのは、主人公たちと同様に「待ってました！」という気になりました。ここで異星人への攻撃に核を使ったシーンがあり、この攻撃は主人公たちにかなり近い距離に見えました。しかし、彼らのマンションは爆風の損害を受けてないようだったし、誰も放射能の心配をしていないのは、ヘンに見えました。

もし続編ができるのなら、敵に取り込まれて同じ姿になってしまった主人公？ジャレッドだけど、人間の心を無くすことなく奥さんと生まれてきた子供を守るためにエイリアンと戦い続ける。しかしその外見のため、他の人間たちからは忌み嫌われる、孤独な異形のヒーローの活躍でしょうか。そんな内容なら見てみたいです。

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S　U　P　E　R　 8
スーパーエイト

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スティーブン・スピルバーグ製作で、「LOST」を手がけたJ.J.エイブラムスが監督した作品です。スピルバーグのスタジオである、アンブリンのロゴを見たのは久々かもしれません。
宣伝では「スタンド・バイ・ミー」＋「E.T.」と言っているのは間違ってはいないでしょう。ただ本編ではどちらかというと「E.T.」より「未知との遭遇」を思わせるシーンやシチュエーションが目立ちました。映画は、少年たちの８ミリ映画製作に軍の陰謀話を絡めて退屈させず、最後は宣伝でも言っているように感動的に終わります。しかし「E.T.」とは大きく違う部分が一つあって、それがものすごく引っかかりました。感動していていいのか？と疑問になるラストです。

エンドクレジットで流れるSUPER 8（8ミリ）はなかなかに楽しませてくれます。いかにも素人っぽく見せているのが、かえって制作陣が苦労している感じがしました。「オチ」はいかにも学生映画な感じです。

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映画の舞台を「E.T.」と同じ時代であろう、80年代あたりにしたのは意図かもしれません。しかしE.T.は人は殺しませんでした。だからこそ、たくさんの人たちがE.T.に同情し、支持したのではないでしょうか。
この映画は、いわば外国人が冤罪で捕まるが脱走。その途中で何の関係もない人を殺して国外に脱出、といった内容とは言えないでしょうか。それで逃げた奴のことを「良かったね」と言えるでしょうか…？

宇宙人はなんだか「クローバーフィールド」に出てきたモンスターに似ているように見えました。でもあんなパワーを持っているなら、捕まっても容易に脱出できると思うんだけど…。

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アリス・クリードの失踪

二人の男が、金持ちの娘を誘拐するお話です。登場人物は犯人たちと被害者、わずか３人で場所も限定されていながら、上手く行くかに見えた計画が意外な「事実」によって徐々に狂っていき、先が読めない展開が飽きさせません。
ただ、この「事実」の１つには笑ってしまう人もいるかもしれません。まあ、イギリス映画らしい感じはするのですが。

映画の冒頭はセリフをほとんどしゃべらせずに、２人の男達の行動を黙々と写していきます。初めはフツーの行動に思えたのが、徐々に「何かヘンだ」と思わせる導入が上手いです。
誘拐される女のコは、正直、あまり美人には見えませんでした。でもこれが観客の妙な同情を誘うことなく、冷静に見せる効果を出していると思います。

物語の最後にタイトルが出る映画は珍しくはありません。しかしこの作品では、ラストシーンの次にタイトルが出ることに大きな意味が感じられます。なぜタイトルが「アリス・クリードの誘拐」ではなく「失踪」なのか？上手いやり方です。

映画はイギリス製です。「トレインスポッティング」でメジャーになり、「スラムドッグ・ミリオネア」でヒットを飛ばしたダニーボイル、「ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ」の（マドンナと結婚してからパッとしなくなったけど）ガイ・リッチー、「ホット・ファズ：俺たちスーパーポリスメン」のエドガー・ライトなど、近年のイギリスは、イキのいい監督を輩出し続けている印象があります。

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赤　ず　き　ん

赤ずきんの話は、今やいろんなバリエーションが存在するようですが、この映画では「狼男」と「魔女狩り」をブレンドした構成が新鮮です。いかにも閉塞的な、中世の時代という感じが興味深いところでした。
監督が「トワイライト」の人のせいか、あれを思わせるシーンがちらほらあるし、1人のヒロインに二人の男といったシチューエーションが出てくるのは、やはりという感じがしました。
主人公の女のコを演じるのは「マンマ・ミーア」でヒロインを演じたアマンダ・サイフリッドですが、大きな目と真っ白な肌がチャーミングで、意志の強さも感じさせて好演でした。

この作品のプロデュースにはレオナルド・ディカプリオが関わっています。彼のトシであればゲイリー・オールドマンの演じた神父ができそうな年齢ではあると思いますが、この人の不気味な存在感にはまだ及ばないでしょう。ゲイリー君、この映画でもいかにもな狂信的なキャラクターで話をヘンな方に引っかき回して、大いに盛り上げてくれます。

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ブラック・スワン

まだ見ていない人

ナタリー・ポートマンが、アカデミー最優秀主演女優賞を受賞した作品です。
「白鳥の湖」主役に抜擢された、真面目一辺倒で人生経験が不足気味の女性ダンサーが、アブない経験をして成長していく…そんな話だろうと予想しました。途中までは。
しかしこの映画、そんな甘っちょろい内容ではありません。彼女が次第に「闇」に囚われていく様を描く、いわば「サイコホラー」といった感じの内容です。その先に待つのは堕落か？栄光か…？しかし映画は多くを語らず、ばっさりと終わります。「ここで終わり!？」と一瞬唖然としましたが、あまりにあっさりし過ぎて、かえって潔さを感じる終わり方でした。
そういう風に、映画にはあまり説明的なシーンがないので、いろいろと解釈できる面白さがあり、後に残るインパクトが大きいお話です。

ナタリー・ポートマンは今回、AV？と思うようなエロいシーンも見せてくれて（同性愛もフツーのこと？）、「スター・ウォーズ」のお姫さまのイメージとは全く違う、一段の成長を見せてくれます。

映画には引退勧告を受ける先輩ダンサーの役で、ウィノナ・ライダーが出ていますが、エンドクレジットを見るまで気がつきませんでした。なんだか、このごろ名前を見なくなった今の彼女に重なって見えました。

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主人公は真面目すぎる故に闇にハマってしまったように見えました。こういう傾向は男性より女性の方が多いそうです。その意味ではオンナは怖い、と言えるか…？

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エンジェルウォーズ

映画のウリは、予告やCMで流れている戦闘シーンでしょう。女の子のグループが刀や銃でモンスターやゾンビたちをバンバン倒していって、しかも主人公の服はセーラー服ぽいと、まるで日本のアニメを実写にしたように見えました。戦闘シーンの「決め」が気持ちよくてかっこいいのも、日本のアニメを思わせます。

しかしこの戦いの世界、実は精神病院に入れられてしまった女のコが夢想で作り上げた世界ということらしいのですが、その現実？世界は重層的になっているようで、舞台が病院であったり、劇場であったりと、お話のベースが一体どこのシーンにあるのか混乱させられました。ラストも「一体何だったんだ」と、不愉快になりました。

夢と現実が交錯する話では「パンズ・ラビリンス」がありましたし、「インセプション」もそれに近い話でしたが、世界の区別はわりと明確でした。この「エンジェルウォーズ」も単に女子が戦うだけではなく、そういった映画の路線で話に深みのようなものを出そうとしたのかと想像しますが、失敗しているように見えました。女の子の戦闘オンリーで作ってくれた方が、スカッと楽しめたと思います。

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SOMEWHERE

ベネチア映画祭で金獅子賞を取ったという、ソフィア・コッポラが監督した作品です。
主人公がホテル住まいという設定は、彼女が手がけた「ロスト・イン・トランスレーション」を連想しましたが、この作品はあれに比べて、ストーリーよりも雰囲気を重視してるように見えました。
主人公が俳優という設定が宣伝で語られていますが、本編でそうと分かるのはだいぶ後になってからで、しばらくは彼が何をして暮らしている人か不明です。こういう風に映画は、説明的なセリフやシーンは無いので、宣伝で言われているようなお話とは違う解釈も可能でしょう。
とはいえこの映画、「ハリウッド俳優密着記」といったタイトルでもいいような、劇的な事は起こらない内容で、退屈気味です。宣伝では感動作のように言っていますが、そんな感動も受けませんでした。せめて「ロスト・イン・トランスレーション」のような清々しさくらいあれば良かったのですが、そんなものも感じられませんでした。

主人公が俳優という設定なので業界の関係者たちが、こんなことあるよなあ、と身近に感じたゆえに賞を取ったのかもしれません。

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わたしを離さないで

ヘールシャムと呼ばれる全寮制の学校。特殊な秘密を持つこの学校の生徒たちが辿る、運命を描くお話です。
宣伝では映画史上最高の「秘密」と言っています。しかしそのウリにしてる「秘密」は途中で想像がついてしまいました。
とはいえ、主人公達はその通りに自分たちの運命に従います。逃げても罰があるわけではなさそうだし、何で黙ってそれを受け入れるのか？と言いたくはなりました（これで逃げたら「アイランド」）。
しかし運命に従ってしまう主人公たちの姿には切なくなります。この「切なさ」が映画のウリなのでしょう。

セミロングの髪が愛らしい、キャリー・マリガンの清楚さにしびれました。

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トゥルー・グリット

西部劇の王者ジョン・ウェインがアカデミー主演男優賞を取った「勇気ある追跡」を、スティーブン・スピルバーグ製作＆コーエン兄弟の監督でリメイクした作品です。
オリジナルを見たのはもう何十年も前なのでよく覚えていないのですが、映画評でよく言われているように、オリジナルと今回の違いは、父親の仇を討とうとする娘マティ・ロスの存在が大きくなっていることでしょう。そのせいか、彼女を助けることになるコグバーン保安官はそう目立っておらず、オリジナルで唯一覚えているジョン・ウェインが手綱をくわえて２丁拳銃で戦うシーンも盛り上がらず、あっさり始まって終わります。この役を今回演じているのが、今一つ個性が感じられない（だからこそオールマイティーにどんな役でも演じられるのだけど）ジェフ・ブリッジスというのも、地味な印象がありました。これもたぶん、マティを目立たせるためなのでしょうけど。
元々、オリジナルのタイトルは「勇気ある追跡」ではなく、「トゥルー・グリット」ということで、今回がオリジナルのタイトルと同じにしたことになります。意味は「真の勇気」ということだそうですが、お話の中ではそういうことを感じさせられたシーンは特にありませんでした。また、この仇討ちのためにマティは「ある代償」を払うことになり、そのことを誉めている評論がありましたが、それも「だから何？」と言いたくなるだけでした。
映画には、主人公達が敵のはずの奴と一緒に行動するシーンなんかあったりします。でもこういう描写、ギャグにも皮肉にも見えずかえって、なんでこの人と戦うんだろう？とキャラの行動に疑問を感じてしまうだけでした。とても主人公たちを応援する気にならないし、スッキリともできないし、何を言いたくて作った映画なのかよく分かりませんでした。何ゆえにアカデミーの作品賞になんぞノミネートされたのか、理解できません。

死刑が公開であったり、子供を足蹴にするシーンなど、「人権」の概念が感じられない描写は、あの時代らしい感じがします。

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英国王のスピーチ

2011年度のアカデミー最優秀作品賞を受賞した作品。どもり癖のある英国の皇族（後の国王）と、その治療にあたったオーストラリアからの移民の医師との関係を描く、事実を元にした物語です。
ペースがゆっくりすぎて所々眠たくなったし、後半では今更そういう事を言うか？と突っ込みたくなる箇所がありました。たしかに「いい話」ではありますが、特に感動ということはありませんでした。

国王を演じるコリン・ファースは、どもりの感じをよく頑張っています。医師を演じるジェフリー・ラッシュはある時は胡散臭く、またある時は頼もしいキャラクターを好演しています。ただ彼ら以上に驚かされたのは、国王の妻つまり王妃を演じるヘレナ・ボナム・カーターでした。「ハリー・ポッター」と全く違ういい人キャラの変貌ぶりには、恐れ入ってしまうほどのかわいらしさでした。

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悪　魔　を　見　た

恋人を殺された国家情報院捜査官イ・ビョンホンが、犯人に制裁を加えることで起こる顛末を描くお話です。
ビョン様の「復讐」が、単に犯人を殺す事ではないのが目新しいところです。そしてそんな「制裁」にもめげないタフネスぶりを見せるのはやっぱりこの男、チェ・ミンシク。この２人の「暴走」が楽しませてくれます。ただ映画にはグロいシーンが多いし、ラストも後味が悪いので、覚悟して見る必要はあります。
しかしこの映画を見ると、韓国国内にはサイコ野郎ばかり、というイメージを持ってしまいそうです。いいのか、こんなんで？

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ヒア　アフター

クリント・イーストウッドが描く、「死後の世界」に捉われてしまった３人の人々の物語です。しかしその死への関わり方が、３人とも別の形というのが面白い構成です。
ものすごくエキサイティングな内容ではありませんが、離れた国に住んでいる３人が一つの場所に集まっていくクライマックスには、彼らがどうつながっていくのかという興味でワクワクしました。泣くというほどまでは至りませんでしたが、じっくりと描く「大人の話」というところでしょう。

冒頭の津波のシーンは、まるで観客が呑込まれている感覚を味わえる、これまでのディザスタームービーを軽く超える凄まじいリアリティーを見せています。しかしそういうあまりにリアルな描写のせいか、東北大震災が起こってから「悲劇を思い起こさせる」ということのようで、劇場公開が打ち切られてしまいました。死後の事象への関りを明日の生きる活力に変えていく、という映画のテーマは震災後にこそふさわしいのに、残念です。

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1980年代前半に作られた「トロン」。当時はCGを使った（実はフィルムのVFXも結構あったらしい）画期的な映像をウリにしていました。確かに映像にはインパクトがありましたが、お話は面白くなかったような覚えがあります。それから20年経ってからの続編で、今回は前作の主人公の息子がコンピューター世界に取り込まれます。
予告には「世界が変わる」というセリフが出てきますが、本編ではそれがどう変わるのかさっぱり描写されないし、現実世界に危機が迫るのは分かるけど、それが具体的にどういう形になるのか想像がつきません。いや、つかないことはないのですが、容易に防げるように思えて、言われているような危機的な状況になるのか疑問です。大して盛り上がることも無く、アクションシーン以外では眠気を催しました。

前作と大きく違うのは、今回は3Dという点ですが、その迫力は全く感じられません。結局この映画、前作のような映像的なインパクトさえもまるでなく、20年も経った今になってなぜこんな続編を作ったのか、理解できません。
ただ今回、前作で主演だったジェフ・ブリッジスが出演ということで、20年も経ちながら前作と同じ出演者で出来るのは、凄いことでしょう。

映画で唯一良かったのは、ダフトパンクのオープニングテーマが、なかなか不気味で不思議な雰囲気をかもし出していた点でした。でもこの曲がサントラに収録されていないのは、不可思議としか言いようがありません…。

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デイブレイカー

人類の大多数がヴァンパイアとなり、人類は彼らの食糧（血液）の供給源として保護？されている世界。しかし人類は絶滅に瀕し、それは彼らを食料とするヴァンパイアも絶滅の危機にあることを意味します。主人公は、ヴァンパイアたちが絶滅から逃れる方法を研究していますが…。
アート作品のイメージが強いイーサン・ホークが、こういうB級ぽい作品に出るのは意外な感じがしました。しかしこの映画、吸血鬼が支配する世界が舞台という、これまでのヴァンパイア映画とは違う切り口が新鮮で、イーサン君の出演も納得でした。ラストも驚かされました。

映画には首が落ちたり、内蔵が飛び出るシーンがあったりと、所々グロい描写がありますが、どうもそういったシーンはヴァンパイア物というより、ゾンビ映画を連想してしまいました。監督のシュミかもしれません。

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バイオハザードIV
アフターライフ

人気があるのかどうなのか「バイオハザード」が、懲りずに第４作です。今回はパート１を手がけたポール・S・アンダーソンが監督に復帰しています。しかしだからといって、特に内容に凄いというものは感じませんでした。
映画は戦いに終始して話の進展らしきものはなく、全ての元凶であるアンブレラ社の悪辣ぶりが相変わらず強調されるだけです。しかもまだ続くようで、アリスたちがいつまでも安息の時を与えられなくて、ラストは可哀そうになりました。

宣伝で言っている通り、映画は確かに渋谷から始まりますが、それにさして重要な意味はありません。ここの地下基地は「エヴァンゲリオン」のネルフ基地を連想しましたが、ここを襲撃する「アリス軍団」には笑うしかありません。

今回のゾンビたちは走ります。第１作や２作目のゾンビはそうではなかったはずなのですが、最近の流行に乗ったのでしょうか？それともＴウィルスの進化かな？

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瞳　の　奥　の　秘　密

2010年のアカデミー賞の外国語映画賞を受賞した作品です。
チリの内乱で未解決になった事件を追う内容は、なかなかの面白さがありました。特にサッカーのスタジアムに逃げ込んだ犯人を追跡するシーンでのカメラワークは、チリもなかなかやるなあ、と感心してしまいました。
ただ容疑者の逮捕まではいいとしても、その後の出来事は日本では起こりにくいことだと思います。その意味では、チリと日本の歴史はやはり違います。
ラスト前の「秘密」には直前で予想はつきましたが、やはり驚愕させられました。重苦しいシーンではありますが、その後のラストシーンのおかげで、映画は爽やかな印象になってはいます。
ただこのラスト、不倫の勧めのように見えました。思いを貫け、という主張は分かるけど、家族はどうする…？

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オランダの首都アムステルダムにある、フェルメールの「牛乳を汲む少女」などの世界的な文化財を所蔵するアムステルダム国立美術館。そこの建て替え計画の迷走を追うドキュメンタリーです。
情景の長回しのシーンが多くてところどころで眠くなりました。しかし映画の一番のウリであろう、トラブルになる箇所は端から見ていて面白いところではありました。
とはいえ日本だったらこうまで混乱はしないでしょう。特に市民団体が強力な発言権を持つところは、民主主義の強い国らしいと思います。これが政治問題にまで発展するとは、ちょっと呆れるところでした。

映画には日本の仏像・金剛力士像を購入するエピソードがあり、これが意外に長い時間を取っています。初めて金剛力士像と対面した時のアジア館の責任者の嬉しそうな表情は、映画の一服の清涼剤のようで、救われる感じがしました。まあ言ってしまえば、これは日本の文化財の流出なのですが、これなら大切にしてくれそうです。

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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

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世 界 侵 略 ロ サ ン ゼ ル ス 決 戦

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グリーン・ランタン

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ゴーストライター

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ピ ラ ニ ア 3 D

ピ ラ ニ ア 3 D

インシディアス

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カ ー ズ ２

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モ ー ル ス

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マイティ・ソー

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ス カ イ ラ イ ン － 征 服 －

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S U P E R 8 スーパーエイト

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アリス・クリードの失踪

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赤 ず き ん

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ブラック・スワン

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エンジェル ウォーズ

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SOMEWHERE

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わたしを離さないで

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トゥルー・グリット

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英国王のスピーチ

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悪 魔 を 見 た

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ヒア アフター

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フード・インク

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ハ ー モ ニ ー 心 を つ な ぐ 歌

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ス プ ラ イ ス

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ソーシャル・ネットワーク

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アンストッパブル

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ト ロ ン レ ガ シ ー

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デイブレイカー

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バイオハザードIV アフターライフ

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瞳 の 奥 の 秘 密

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魔法使いの弟子

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ベスト・キッド

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特攻野郎Aチーム

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ようこそ、アムステルダム国立美術館へ

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キャプテン・アメリカ
ザ・ファースト・アベンジャー

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世　界　侵　略
ロ　サ　ン　ゼ　ル　ス　決　戦

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ピ　ラ　ニ　ア　3　D

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カ　ー　ズ　２

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モ　ー　ル　ス

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ス　カ　イ　ラ　イ　ン
－　征　　服　－

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－　征　　服　－

S　U　P　E　R　 8
スーパーエイト

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赤　ず　き　ん

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エンジェルウォーズ

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悪　魔　を　見　た

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ヒア　アフター

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ハ　ー　モ　ニ　ー
心　を　つ　な　ぐ　歌

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心　を　つ　な　ぐ　歌

ス　プ　ラ　イ　ス

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ト　ロ　ン
レ　ガ　シ　ー

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レ　ガ　シ　ー

バイオハザードIV
アフターライフ

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瞳　の　奥　の　秘　密

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