まだ見ていない人
キャラクターの個性の出し方や配置がうまいし、伏線の生かし方もうまいです。シナリオの勝利でしょう。
作品の中で、大笑いできる箇所が3個所ほどありました。ただ、その箇所は予告でも少し流していたシーンなので、予告を見てなかったら何も知らなくてもっと大爆笑してたかもと思うと、予告を見てなかった方が良かったような、でも予告が面白かったので見に行ったのだからやはり見ていた方が良かったような、複雑な気分です。
特に犬のパフィの扱いには大爆笑!でした。あそこまでやるなら当然作り物だろうし、それをわざとチープな感じに見せているのが笑いを誘います。映画館でぬいぐるみを売っていました(ギブスバージョン)けど、欲しくなりました。
キャメロン・ディアスはいつも通り魅力的で、彼女だったら首ったけになる男がゾロゾロ出るのも当然と思います。ただし、高校生時代の役はさすがに似合わない感じがしました。
ギャグは確かに下品なのですが、その下ネタが最高におかしいです。特にディアスの「ヘアジェル」のシーンは流れがうまく、大爆笑でした。ここは普通に考えれば匂いで分かると思いますが、あそこは彼女にボケてもらわないと面白くありませんね。
マット・ディロンはこれといい、「イン&アウト」といい、コメディに転向でしょうか?彼みたいにやれば確実に女のコの気を引けるよなあ、とも思ったりして(犯罪だけど)。
歯の矯正具が、ここではダサさの象徴みたいな感じで使ってるように思えました。「踊る大捜査線」も歯の矯正具を不気味な感じを出すために使っていたし、やはりこれにはよくないイメージがつきまとうのでしょうか?矯正具使ってる人がかわいそうだと思うんだけど。
すでに見た人
ジャナサン・リッチマンの歌が単なるBGMではなく、実際に彼が出てきて歌っていますが、使い方がうまいです。「ショムニ」映画版も同じパターンを使ってましたが、「メリ−」では状況によって出方や服を変えてきたり、特に相棒のパーカッションがいつもやる気なさそうにやってるのが効いていて、演出のセンスは月とスッポンです。
主人公テッドがトイレに入り、ふと外を見るとカップルのハトがいて、そこに「Close to you」(たぶん)がロマンティックに流れるが...この曲はサターン(ゲームではなく、車ね)のCMで流れていた曲だと思いますが、曲のイメージ変わっちゃいます。