最終楽章 後編 |
前編では、のだめはどちらかというと脇役的な位置で「千秋編」と言った方が良かったかもしれません。さすがに今回はのだめの話になっています。音楽に対してプロでやっていくか、がんばらないで好きにやっていくか、うじうじするのだめの気持ちが他人事に思えず、共感できる人も多いのではないでしょうか。
クライマックスは音楽で盛り上がった前編と違い、今回はおとなしめな、しっとりした感じで展開します。ただ、ここでのだめや千秋が言う重大なセリフを予告で流してしまったのは、先が予測できてしまって面白さが半減でした。
今回は前編であまり出なかった瑛太や小出恵介などの国内組がチラリと登場しますが、出番は長くないし、あまり重要な位置でもありません。やはりゲスト的な扱いしかできなかったのでしょう。
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最終楽章 前編 |
人気コミック原作のフジテレビのドラマ「のだめカンタービレ」の、連ドラ、そしてスペシャル版に続く映画版ですが、それも2パートあり、その1本目です。
今回は千秋がフランスで、ダメオーケストラを立て直す話がメインとなります。連ドラ版での初期の、Sオケの話を思い出しますが、あれをハイペースで展開する感じでしょうか。
オープニングに流れる曲はTVのOPと同じ曲で、「ボレロ」など劇中で演奏される曲には千秋による曲の意味の解説があったりして、雰囲気がTV版と同様で、見やすくなっています。
コンサートシーンもTV版のように感動的ですが、特に今回のように、演奏されるのがヨーロッパの音楽堂だとやはり絵になります。
TV版と少し違う、映画らしいと思えた箇所は、のだめの妄想が3Dになり、極彩色でパワーアップしているところでした。
本編には連ドラやスペシャル版の説明は無く、例えばスペシャル版から登場したウエンツ瑛士やベッキーなんかはいきなり出てくるので、TVシリーズとスペシャルを見ていない人は戸惑うかもしれません。
予告編では瑛太や小出恵介といった国内組も出ていましたが、今回は舞台の大方がフランスであるせいか、本編では彼らの出番は最後に顔見世程度です(忘れないように、てか?)。次回でもっと出てくるのでしょう。
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