ラ イ ラ の 冒 険
黄 金 の 羅 針 盤

 

 

「ロード オブ・ザ リング」のニューライン・シネマが更なるドジョウを求めて?作るファンタジー作品。これも「ロード−」同様3部作で、この「黄金の羅針盤」はパート1に当たります。1作目はパラレルワールド、2作目はこの世界、3作目は2つの世界を行き来する、とまず初めに語られます。
マジェステリアムやダストやダイモンや羅針盤など物語には独自の世界観があり、設定を説明しなければならないということで、主人公ライラが旅立つまでの流れは少し慌ただしい感じがしました。でも全体的にエピソードが豊富で飽きないし、現実世界と微妙に違うレトロフューチャー的な美術も見どころです。
キャラの関係は謎になっていますが、どんなものか想像がついてしまうし、それがあまりにもベタであるのはがっかりでした。

ライラは口八丁な女の子で悪賢いところもあり、どこにでもいるようなキャラとはいえません。でも前向きで勇気があるのは好感が持てます。演じるダコタ・ブルー・リチャーズは、周りの俳優達に負けない存在感があります。
彼女を囲む2人の女優、ニコール・キッドマンとエヴァ・グリーンもきれいで、特にエヴァ・グリーンは「カジノ・ロワイアル」以上の凛々しさを感じました。この人、ダニエル・クレイグとまたも共演なのだな。

動物の形をしたようなパートナーというべき存在、ダイモン。原語では「ディーモン」と聞こえましたけど、デーモンと何か関わりがあったりするのだろうか…?
ライラのいる世界を支配している組織・マジェステリアムが今のところ悪の組織に当たるようですが、バチカンみたいなイメージを感じました。でもその中の一人がクリストファー・リーというのがどことなく「ロード オブ・ザ リング」とカブる感じがします。

次回作は現実世界と関わるようですが、どういう形で関わるのか、興味は持てます。

 

 


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