EPISODE FINAL |
仮面ライダー龍騎である真司(須賀貴匡)は取材対象として追うことになった美穂(加藤夏希)と知り合うことになるが、彼女もまた仮面ライダー・ファムに変身してミラーワールドに飛び込んでいく。そんな時、戦いの決着が付かないことに業を煮やした神崎士郎は残ったライダーたちを集め、後3日で決着をつけるよう言い渡す。士郎は残りは6人と言うが、そこに来たライダーは5人。あと一人はいづれ現れると志郎は言う。ライダーたちは変身して戦い始め、真司は止めようとするが…。
仮面ライダーの映画版は昨年の「アギト」を始め、過去に何作も作られていますが、いづれも番外編のエピソードでした。しかし今回の「龍騎」はTV版の最終回を描くという、今までに無いパターンです。
最終回ということで神崎の目的など、本編の謎はある程度判明しますが、ミラーワールドになぜモンスターがいるのかなど、疑問がいくつか残りました。
それにラストは、「ガメラ3」を思わせるような、「続く」という感じの終わり方で、本当にこれで終わりなのか疑問です。
ライダー同士で戦わせる目的は取ってつけたような印象を持ちました。とはいえ、何気ない行動が大きな悲劇の発端になるという点で、この作品は「罪」をテーマにしたいのかもしれません。
「龍騎」は去年の「アギト」と違い、ミラーワールドやカードデッキなど世界観が独特なせいか、TVを見てないと設定が把握しにくい話です。それでも映画版はもっと説明不足の感じがして、TVを見ている人でも話にちゃんとついていけるのか?と思います。
たぶんTVの方は、この映画版の話を何話かに分けてもっと詳しくやることでしょう。それとも「仮面ライダーアギト:PROJECT
G4」みたいにディレクターズ・カット版でも出すかなあ。
今回初登場の仮面ライダー・ファムは女性ですが、女性の仮面ライダーはシリーズ中でも珍しいか、もしかしたら初めてのように思います(記憶があいまいなので確証無し)。
演じる加藤夏希は「エコエコアザラク」でいわくありげなキャラを演じていただけあって、影のある役は合っています。でもとても16歳には見えんぞ。
ライダーと契約したモンスター達の描写があるおかげで、本編ではCGが多く使われており、見た目は派手で楽しめます。13人目のライダーはかっこいい(仮面ライダー○○ックみたいで、個人的には龍騎より好み)し、龍騎とナイトの新たな変身形態「サバイブ」が出てくるのも見ものです。
あと見ものといえば、G3チームやアギトの特別出演でしょう。食べ物屋のシーンに注目!
カードを使うというのはいかにもおもちゃメーカーとタイアップしている感じですが、今の流行を取り入れるのは上手いやり方です。でも何でこの物語が「ライダー」なのか?とは思います。ま、「ライダー」て名前は今や記号みたいなもんだろうから、言っても仕方ないと思いますが。
ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE |
シュリケンジャーが乗る天空神は、ライーナ姫(吉野紗香)を捕らえていた宇宙猿ヒザール達に追われていたが、姫が暴れたために、猿達の飛行艇は墜落する。逃げ出したライーナ姫をハリケンジャーは助け、ハリケンレッドを気に入った姫は「守らせてやる」と言う。だがジャカンジャたちをも出し抜き、姫の「秘密」を求めるヒザールらに彼女は再び捕らえられてしまう。ハリケンジャーたちとゴウライジャーたちは共に姫を助けに向かう。
昨年の「ガオレンジャー」と同様に番外編のエピソードですが、空撮があったり、ハリケンジャーたちが馬に載ってたり、ハムスターの館長・西田健が復活(一時的)したり、TVではクライマックスに出てくるであろうジャカンジャ幹部との戦いや、3体のロボットの合体が一足先に見れるといった、いかにも映画といった豪華な仕掛けがてんこ盛りで、楽しめます。
特にエンディングで歌われる主題歌シーンは、インド映画ぽくと監督が言っているだけあって、出演者全員がどこかのカットに出て歌い、早いカット割りが気持ちよくて楽しいシーンです。ここだけカラオケで流してほしくなりました。
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