テレビから始まり劇場版と続いた「SP」も、いよいよ完結編です。
今回で尾形の「計画」がついに始動します。一応クライマックスということもあって、その行方の興味で映画は退屈しませんでした。格闘などのアクションはやはり迫力でしたが、都合良すぎと思うシーンはありました(最後だからいいか)。
今回も前作までのあらすじは語られず、いきなり話が始まるので、シリーズを見たことがない人はこの映画から入ってはいけません。
映画では、井上が尾形から託された手紙を持っています。しかしその内容は一体何だったのか?映画では語られません。映画版の公開の前にテレビスペシャルの放送があったようで、そこで語られたものかもしれません。しかし、映画版しか見ていない人には分からない設定を出すべきではないでしょう。
シリーズは本作で最後のはずですが、まだ謎がいろいろと残っていて、モヤモヤとした終わり方はこの作品らしいところです。テレビか映画かはわかりませんが、また続編が作られる感じがします。
TVドラマでスタートした「SP」完結編は映画版で2部作。そのパート1です。
冒頭の井上(岡田准一)と犯人の追跡シーンなど、アクションは確かに迫力があります。しかし今回は最終作「革命篇」の伏線編といった感じの内容で、岡田クンの部署に新人が入ってきたり、黒幕的な人物やグループが登場したりとキャラクターは増えますが、お話そのものの進展はあまりありません。
キャラのことを気にしなければ、今回見なくても、次回作はついていけるように思います。