その部屋は花で溢れかえっていた。
床に壁に、一面花が敷き詰められていた。
元の部屋の想像が全くつかないほどに飾り付けられたその様子に吾郎はただただ目を丸くし、そして次第に口が横に広がっていった。
「すごぉい!すごい!すごいよ、これ!」
相槌を打つ相手のいない吾郎の元に四人が後ろから歩みよる。
「HAPPY BIRTHDAY!」
「お誕生日おめでとう、吾郎ちゃん」
「吾郎さん、おめでとう」
「誕生日おめでと」
今日の主役に、と胸元にコサージュが付けられる。
「これが普通に私服に似合うなんてさすが吾郎だよな」
「だよね。」
「さすがだよ。吾郎さん」
「期待を裏切らないな」
「ご主人様。中へどうぞ」
生花、造花、ドライフラワー、写真に絵画。所々にティッシュで作られた花や、
メンバーが描いたと思われる絵まで飾られている。
四人のセンスが集約されているのか決して悪趣味ではなく殺風景な部屋が見事に飾り立てられていた。
主役が着席し、パーティーが始まる。
2006.12.8UP
Happy Birthday Dear GORO
32歳の殿下は本当に美しくて、麗しくて・・・。
33歳の殿下も是非そのまま素敵な殿下でいてください。
そして、今年もメンバーによる吾郎争奪戦が見れますように☆
(聖奈もその仲間に入りたいけどね♪)