マネージャー通信 Vol.1 2005.8.11
今月から発信するマネージャー通信。記念すべき第一回はコンサート会場よりお
届けします。

ただいま14時を回った所。メンバーは日影の一切ないステージ上でリハーサルを
行っています。
場所取りの確認、照明、音出しの最終チェックをするのがリハーサルの本来の目
的ですが、メンバーにとっては準備運動と言う所でしょうか…気分が盛り上がる
と、本番同様踊ったり、歌ったり。かと思うと、日傘をさしながら、ステージに
座ったまま、ストレッチをしながら…など、日によって様々ですが、さすがにキ
ャッチボールをしながらの時はチーフに叱られていました。

今日は全員疲れているのか、無理しない程度に行い、時折、曲の合間に何か相談
をしているようです。
一通り終わると、問題がない場合はそこで終了です。今日も問題なく済んだようで、
先を争うように楽屋へと戻って行きますが、中居が一人、バンドの元へと寄っ
て行きました。 
「出だしだけやってもらっていいですか?」
自分のソロから始まる曲が気になるようです。イントロが流れて、歌い切り、
マイクを戻そうとした所で、指示が響きました。
「もう一回行きましょう!」
木村の声です。 
一瞬驚いたようだった中居も、それに気付くと、
「いいよぉ。」
と面倒臭そうな声を出しました。
「うまくなりたいって言ってたじゃん」
と煽られ、
「声を下から持ち上げるんじゃなくて、上から出してみなよ。」
とアドバイスされても、気が乗らない顔をしていましたが、バンドのメンバーが
イントロを弾くと、それに合わせて歌い始めました。なかなか上手く歌えている
ように思うのですが、
「はい、もう一回行きましょう!」
と木村はこのコントを楽しんでいるようです。
バンドがそれに合わせるので、仕方なく中居も付き合っています。
「できるまで行こうか?」
木村はすっかり意地悪な監督気分で日影から指示を出します。 
「あの、もういいんで。休んでください」
中居が気を使ってバンドのメンバーに伝えるとそこからは二人きりの特訓になりました。 

「もっと楽に歌ってみなよ」
「もういいって。」
そう言いつつも木村のOKが出ないのが、気になるようです。
「はい、中居さん。Take4です!」
自棄になった中居が集中して歌うと、 
「はい!頂きました!OKです!」
やっと木村のOKが出た。 
「本番もこの調子でお願いします。」
の声に軽く手を挙げると、中居は苦笑いしながら楽屋に戻って行きました。 

ちなみに、次の日の木村の個人レッスンの相手は吾郎でした。ヒカルになりきっ
て抵抗できない優雅を相手に楽しそうにダンス指導を行っていました。

楽屋では、いつ呼ばれるかと、心配そうに、でもその何倍も羨ましそうに剛と慎吾が
モニターでその様子を見ていました。
「嫌だ」と言いつつ楽しみな行事のようです。 

以上、ライブ会場よりマネージャーFがお伝えしました。






2005.8.11 UP
日産1日目のリハを聞いてるときに思いついた妄想より。
何回目まで続くのかは未定です。
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SMAPファンに55のお題
thanks to「Wish Garden」植木屋様
http://www.geocities.jp/wish_garden_new/odai/00.htm
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