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洞窟の入り口。 黄泉の世界の入り口か? トワイライトゾーンへの誘いか! |
観光船用の、国賀海岸の船着き場。 側に小さな神社が立っています。 |
隠岐を代表する景観に「国賀(くにが)」があります。
西ノ島にある、アーチ型になった岩などの奇怪な形の岩が集まっている海岸で、隠岐の写真が出る時には、よくここの風景の写真が使われます。
ここは観光船に乗って島巡りができます。船なのでもちろん岩に接近して見れますが、特に印象深かったのは、岩の中にできた洞窟に入れたことでした。
この国賀海岸には海上洞窟ともいうべき、岩の洞窟がいくつかあり、観光船も入れます。ただし、入れる洞窟の広さがどれも観光船の広さぎりぎりなので、波が高い時は入れません。この時は海は凪だったのでOKでした。
この時入った洞窟は3個所でしたが、最後に入った洞窟は、長さが200mくらいありました。
洞窟に入ると船がライトを点けるのですが、1度そのライトが消えると、周りは真の闇になりました。周りに誰もいなかったら怖い光景でしょう。
闇の奥から何か出てきても、不思議でない感じがしました。
トンネルというのはどうも異世界とつながってるようなイメージ(「デビルマン」の影響かな)が僕にはあるので、黄泉の国の入り口のような、とても面白い光景でした。
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国賀を望む展望台付近では牛や馬が放牧されています。 | 馬も人なつっこい。 |
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かわいい像だけど、そぐわない感じも。 | 注意書きの張り紙。 不届き者が多いらしい。 |
西郷から少し離れた島の中側に、隠岐国分寺があります。
夏期限定らしいのですが、牛突きが毎日見れる「モーモードーム」がこの寺の境内の外れにあります。
入場料がかかるってのがなあ…ま、ヒンパンに見れるものじゃないからしょうがないけど。
国分寺の本堂の横には、お坊ちゃんの人形というか、置物がありました。
形が昔の「一休さん」みたいなかわいい系で、本堂の横にあるのには少し違和感があるんですけど。
この人形の手のひらをよく見てみると、張り紙が貼ってありました。
「ボクの頭をぶたないでください。」
そしてもう1枚、袖のところにも張り紙。
「ボクの頭にお金を置かないでください。」
本堂の中には、毎年4月に行われる「蓮華会舞」に使っていた古い面や、仏像が展示してあります。
中でも、廃仏棄釈(はいぶつきしゃく:明治初期に行われたお寺の打ち壊し運動)の時に壊された2体の仁王像、そして境内にある、この騒動の時に捨てられた石仏を集めた「悲しみの石仏」は、この騒動の凄まじさを想像させてくれます。
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痛ましさを残す仁王像。 | 捨てられた石仏。 |