マネージャー通信  Vol.7     2006.11.23

朝夕めっきり寒くなってまいりましたが、みなさんお元気ですか?
こちらはSMAP、マネージャー共々、今のところ風邪を引くこともなく精力的に動いております。

さて、事務所のサイト内で「スタッフレポート」なるものが始まりました。みなさん読んでくださってますか?
当「マネージャー通信」ではその「スタッフレポート」の裏側をお届けしちゃいます。

まず、最初に担当したマネージャーは中居についているマネージャーだったようです。

「何書けばいいんですか?」
と戸惑い気味だったようですが、空き時間を見つけては一生懸命打ったようです。
その様子を見つけた中居がマネージャーに近づきます。

「何やってんの?」
「あ、中居さん。」
「何?彼女にメール?」
「違いますよ。」

画面の中とは違い、普段はあまり感情を表情に出さない中居なので、怒ってるのかからかっているのか見当が付きかねますが、
担当マネージャーはきちんと説明をしています。

「へぇ。お前も大変だな。」

興味がなさそうな口ぶりとは対照的に中居はマネージャーの横にぴったりと座ると画面を覗きこみます。

「ふぅ〜ん。あ、野球行った時の事書くんだ。」
「はい。」
「あ、俺のこと呼び捨てにしてる。」
「や、違いますよ。一応、身内なんで、そう書くようにって」
「お前、普段から俺がいないところでは呼び捨てとかにしてんの?」
「そんなことないですよ。」

どうやら、中居の機嫌は悪くないようです。
焦っている担当マネージャーは可哀想ですが、中居の表情が生き生きとして来ました。

「どうだかなぁ。」
「本当ですって。」
「・・・。なぁ、これ、もっと面白く書けよ。」

やっと、中居の目線が画面に移ります。

「え?」
「なんか普通じゃん。ここでさ、アルシンド行けよ、アルシンド。」
「アルシンドって・・・」
「あ。お前、今、アルシンドをバカにしただろ?」
「してないですよ」
「したよ。」
「してないですってば。」
「じゃ、書けよ。」
「分かりましたよ。」

あれこれ言われてる担当マネージャーがちょっと可哀想になってきました。
空き時間中、飽きることなく中居はマネージャーにちょっかいを出し続け、結果、普段の彼とは別の人格が出来上がったようです。

「おっもしれえ。やっぱ、お前、面白いよ。アゲアゲだなぁ」
中居は満足気ですが、マネージャーはちょっと落ち込んでます。

「俺、こんな人間だと思われるんですね」
中居には届かない切ない呟きでした。





草gのマネージャーはこういう心配とは無縁のようです。

「何やってんの?」

珍しく熱心に携帯をいじる様子を気に留めましたが、担当マネージャーから説明を受けると、あっさりと
「あ、そうなんだ。がんばってね」
というと、離れていったそうです。

が、マネージャーの前を通るたびに
「どう?出来た?」
「書けた?」
と、声をかけ、どうも気になるようです。

「もう終わった?」
何度目かの問いに
「あと、もう少しです。」
と答えると
「ねぇ、ジンジンの写真載せてあげられる?」
と提案してきたそうです。
「キリンもどうかな?」
「ゴリラもかっこいいよ。」

結局、隅々まで動物園内を案内され写真を撮りまくったそうです。

「可愛く撮ってあげてね」
「この子はかっこよくね」

など色々注文されたと担当マネージャーが言っていました。
草gとジンジンの2ショットもカメラの中には納まっていたそうです。





木村は既にこのコーナーを知っていたそうで
「お前、大丈夫?変な風に書くなよ」
などと、注意してきたそうです。
「提出する前に見るからな。」
と、かなりマネージャーがどんな風に書くか気にしていたそうで、マネージャーはプレッシャーだったと苦笑していました。

「変な風に書くなって言ってもさ、普通に書くとつまらねーよ、とか言うよねぇ」
など、独り言を言いつつ普通に書いていました。
気になる木村の評価は
「普通だけど、ま、いんじゃね?」
だったそうですが、どうやら、
「○○のブログは面白いから参考にしたらいいんじゃねぇ?」
「面白くてもいいけど、バカっぽいのはやめろよ。」
「ドラマの関係者に迷惑が掛からないようにな。」
などなど、出来上がるまでに何度もチェックが入ったそうです。

「今日さ、俺が運転するからお前、それやれば?」
「えー。いいっすよ。」
「だって、締め切りあるんだろ?」
「ありますけど。」
「いつ?」
「あ・・・明日です。」
「じゃ、さっさとやれよ。」
「・・・はい・・・。」

移動中もこんな会話が繰り広げられ、早朝ロケよりずっと疲れたとこぼしていました。





さて、今、稲垣の担当マネージャーに順番が回り、目の前で苦戦しています。
稲垣も木村同様このコーナーの事を知っているようで
「今回、君なんだ。がんばってね」
と肩を叩いていました。

眉間に皺を寄せながら考えるマネージャーの様子を、少し離れたところから楽しそうに見ています。
文章を書くことを得意としている稲垣のことですから、手助けするのかな?と思ったのですが、そうでもないようです。
苦しむマネージャーを見て楽しそうな稲垣の様子は同じマネージャーとしてはちょっぴり気にかかりますが、マネージャー本人は気づいていないようです。

テーブルに肘をつき、顎を掌に載せる得意のポーズで微笑む稲垣は、飽きずにマネージャーを見ていましたが、暫くすると他の事にでも気が行ったのでしょう。目線を変え、何か物思いに耽っています。
そして今、そんな稲垣を、マネージャーがじっと見つめています。
暫く稲垣を見つめ続けた後、マネージャーの手がリズムよく動き始めました。いい文章が思いついたようです。
ちょっと後ろから覗いてみると、

【落ち葉の散り敷くころとなりました。】
などという一文から始まっていました。

「いい文章書けたんだね。」
「分かります?」
「いい表情してるもん。分かるなぁ、その気持ち。」
「書き出しがうまく行くと、気持ちいいですよね。」
「だよね。こう、文章って言うのも、リズムが大事だしね。」
「ですよね。」

自分の世界から戻ってきた稲垣と、苦しみから脱出したマネージャーは爽やかな会話を繰り広げています。
きっと、そう時間がたたないうちに、二人の手に紅茶とクッキーが収まることでしょう。





さてさて次に回ってくるだろうスタッフレポート。香取は
「困ったら僕が絵を描いてあげるよ」
と言っていますが、どうなることでしょう。

では、これからも「マネージャー通信」の方も宜しくお願いいたします。













2006.11.22UP
マネージャーさんの人となりが良く分からないので、
良くご存知の方は違和感を感じるかもしれませんが、
そこらへんはお許しを♪
「スタッフレポート」に一人敵対心を感じてる聖奈です(^^;)