Review
レビューというよりも、観劇ノートのように感じたままをそのまま綴っています。


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 [12]   マテカマラス姿月あさと武田真治スーパーライブ
2007年11月17日
銀河劇場(東京)
マテカマラッシュ 姿月あさと 武田真治
 
ふりかえってみても、天王洲アイルにはろくな思い出がありません。場所も便利悪いし、あの半端に汚いビルも嫌いだし、だいたい、ここの劇場のライブははずれだったし。で、本日、やっぱりこことわたしは相性が悪いのだねと再認識です。まあ、わたしがいけないのかも。この3人の組み合わせで、何をどう組み合わせれば満足のできるものを出せるのか難しすぎて考え付きませんもの。それなりの覚悟をもっていかなければいけなかったのよね。
 
プログラムを買っていないし、演目を書いた紙が配布されなかったので、曲目は忘れちゃいました。1曲目は、ロッキーホラーショーから。ここから、いきなりひきました、わたし。1階のお客、スタンディング、ダンシング、え〜、けっこういい年齢のご婦人ばかりなのに。マテ、むちむちに拍車がかかりちょっとぽっちゃりしています。そのあとビスチェとガーターで女装して、ウエストサイドストーリーから、あ、題名忘れた。彼は、いったいわたしたちに何をみせたいんだかね。
 
この間、姿月あさとさんが歌ったり、武田君がサックス吹いたり。なんか、かみあってないのよね〜。で、ちょっと落ち着いたところで、ヴァンパイアの舞踏から、Die unstillbare Gier。これが、意外と期待はずれでした。マテは、きっとウィーンエリザベートがピークで、もうおしまいなのかもしれないとか思っちゃたりして。そういえば、この歌はドイツ語で歌っていました。なんで、マジャル語じゃないんだろう。Vampirok(マジャル語のバンパイア)のキャスト表にのってたほどなのに。その後は、オリジナル曲とか、武田真治君の’愛と死のロンド’とか。う〜ん、なんだかまあまあ、まあまあなレベルが続きます。
 
まあまあといえば、さらにまあまあ、いまいちだわ〜というのが続きます。マテはおしまいかもというのを払拭しかけた’Dangerous Game'。これは、よさげだったのですよ。姿月あさとさんもまあいい感じだったし。が、これ、マテが英語で姿月さんが日本語、おいおい、これじゃあ、意味がとおらないでしょう。さらには、姿月さん、’悪魔の手に天使の声〜’の歌い上げるところ、下げちゃったのですよ。脱力しました。せめて、2人で英語で歌うとか、もっとまじめに取り組んでほしかったです。でも、マテのハイドはよいかもしれないと思いました。マジャルには名優がいるから難しいかもしれないけど、彼も年齢いっているし次はマテでどうでしょう?
 
武田真治君とのデュエットの歌、題名知らないけど、これのマテもよかったです。が、武田君の歌がだめでした。そういうわけで、これもまあまあ。
 
最後のダンスは、マテがマジャル語、武田君が日本語でした。これは、妙なアレンジがしてあり、ふりつけも妙でした。せっかくのマジャル語なら、あの小汚いダンサーたちにマジャルのトートダンサーズのダンスして、人間椅子再現してほしかったです。
 
ラストの歌は、姿月あさとさんが日本語で、マテがドイツ語ルドパートの闇がひろがる。これは、まあ、レベル的にはよかったのだろうけど、なんといっても宝塚バージョンなんです。せっかく、マテがルドのパート歌っているのに。いくら日本人は闇が広がるが好きでも喜べなかったわ。
 
アンコールは、日本語とマジャル語の愛と死のロンド。マジャルの愛と死のロンドを聴きながら、サポーPのエリザベートがみたいわと遠いブダペストに思いをはせたのでした。
 
これは、誰のためのコンサートなんだろう?まあ、マテがものすごく好きというわけでもない、一エリザベートファン、ミュージカルファンには非常に辛いものでした。ウィーンでエリザベートを観たとき、マテが他の歌をどんな風に歌うのかしらとかなわぬ思いを抱いていた頃をなつかしく思いました。火曜日、マテのライブにいくのですけど、なんだか不安です。あと、トートを演じたというだけで、こんなに好き勝手にミュージカルの楽曲をアレンジしちゃっていんでしょうかね?リーヴァイさんのところは、寛容なのね。
update:
2007/11/17



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