2004年5月14日
ゆうぽうと
もう、禁断症状起きそうなくらい、この6日間は長かった。最初は、1週間に1回、アダムに会えるなんて、なんてぜいたくなのと思っていたら、いつのまにか、週に2回はOYTみなくちゃ耐えられないからだになっていた。
今週は、仕事トラブルのせいで、安楽にOYTに浮かれてばかりもいられなかったし、今日は出張だったけど、しっかりビジネスバッグに、デジカメ、マーカー、電池、オペラグラス、パンフ、プレゼントと観劇道具一式をつめて仕事に出かけた。
この前が4列目だったので、なんだか13列目は遠かったけど、とりあえず前が通路の席なので、そこは邪魔者なしで場所的にはよいといえるのでしょう。
遠めにみると、ジュニアは、普通の心優しき音楽教師に見える。ロンドンのときは、最前列とか2列目だったので、アダムのかっこよさが目について、ファッションモデルのようと思ったけど。あと、モロシン役のイヴァンがアダムより背が高くて、プレーボーイっぽい格好なので、この二人が並ぶとそれぞれの役のキャラクターが際立っていてとてもよいと思う。 このぜいたくな光景ももうすぐ見納めなのねと思うと、たまらなく寂しくなります。
サラは、日々パワーアップしています。バックステージでは、とってもおとなしくて、かわいい人なのに。今日、追いかけていってチョコレートあげたら、すまなさそうにありがとうといってくれました。アダムにも分けてあげてね。あんなにかわいい人なのに、太りやすい体質なのかな。レッスン着のときは、ちょっと太めが目立ちます。そうはいえども、ゼノビアの踊りは、プリンシパルらしく、きれいです。イヴァンとの大笑いのコミカルなどつきあいも、二人の高いダンステクニックがあればこそ。今回のこのミュージカルで、一番踊っているのは、サラかもしれない。ゼノビアとスローターと二人の素敵な男性を相手に本格的なダンスを踊りきっています。
そして、イヴァン。だんだんエスカレートする、イヴァンへの思い。アダムという人がありながら。本当に、わたしって、背が高くて顔が小さい男に弱いのね。ゼノビアのちゃんとしたときのバレエを踊るイヴァン、好きです。あと、2幕のタキシードもよいのよね。スローターのアダムのすごいかっこいい最後のダンスのシーン、ロンドンでは釘付けだったけど、今は、ちらちら客席見ちゃうわ。客席でアダムに銃を向けている姿、かっこいいです。本日もデマチで、サイン&頬よせしちゃったわ。高野のチョコレート、食べてね。
そして、アダム。アダム、どうして、そんなにかっこいいの?使い古されているけど、ほんとにかっこいいの、アダムのダンス。アダム自身も素敵だけど、踊ると彼は人間じゃなくなるみたい。オーラがあるといわれているけど、まさにそのとおり。彼が長い腕を振り上げるとき、つま先だちになるとき、身体の中から、ため息ににも似た驚きの声が思わず出てしまう。これは、テクニックなんかじゃない。才能なんて簡単なものじゃない。奇跡にも近い、神様に選ばれた者だけに許される何かなのだ。彼が踊り続けてくれるなら、生きていてもいいなと思う。白鳥を見てから、苦しいくらいアダムに会いたくて、会いたくてたまらなかったあの日々を思うと、東京でアダムが踊っている今は、夢のように幸せだ。これが、白鳥だったら、なんて思ってしまうけど、その切なさをもってしても、今は毎日が楽しい。あなたのダンスに会えたことを幸せに思います。うすーくて、無意味なわたしの人生が、彩りを持ち始めたのは、アダム、あなたのおかげです。
ミュージカルもいいけれど、クラシックバレエがみたいわ。
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