2003年6月1日 ソワレ
LGアートセンター(ソウル)
ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:ジーザスパスター
王子:トムワード
昨日マチネで最高のジーザス見たし、アンドリューはその日のマチネで見納めしたし、この回はあまり語ることはありません。
が、二回つづけてアランSWANをみた後だったので、二幕にはいって、そうよ、これがSWAN LAKEよ。
SWANはこうじゃなくちゃ。
SWANはこうあるべき。
と、いうようなジーザスの本当に本当に優雅な舞い。
こころなしか、群舞の白鳥さんたちもまたいきいきしてきたよう。
幕間の休憩。
きのうのソワレで知り合った日本人の女性は、土曜マチネがとれなくて、土曜ソワレ、日曜マチネときて、やっと出会えたジーザス。
二幕なのに号泣状態。
アランが悪いんじゃないんです。でも、涙がとまらない。
というその切実な感動、わかります、SWANはこうでなくちゃね。
一ヶ月半もあいて、やっと心をきめて、たった一人でみにきた韓国で猛禽みたいなSWANを続けざまにぶつけられて、あーこんなものだったのかもと思いつつ、楽しんではいたのだと思います。
だけど、ジーザスを観て、きっとあの東京での感動はよみがえるわ、ジーザスは美しいわ、これが最後だわでもう泣けて泣けてしょうがなかったんでしょう。
公演そのものよりも、印象的な幕間でした。
おまけの楽しいお話し。
今回、わりとダンサーさんたちを公演以外でみかけました。
最初は、チケットとりにいった昼間に、エレベータでいっしょになったり、入り口でみかけたり。
わたしは、追っかけとかデマチをする人じゃないので、ふーんと思いつつ、ちょっと嬉しい気分でした。
あんまり通じゃないので、群舞の白鳥さんたちやお姫様一人一人は名前と顔が一致しないので誰は不明です。
一人は、オリアーダさんみたいでした。
最終日、公演もおわって、出発までに時間あるし、お食事でもしましょうということにになり、あの幕間号泣の彼女と同じ便で帰る人と三人で会場近くのパブみたなところにはいりました。
日本人の人は、ダンサーさんたちをまっているのか、もうホテルに帰ったのか全然おりません。
ダンサーさんたちは、きょうは打ち上げだから、会場でレセプションでもあるので、それを待っているのかしらと思いながら、カラマリとシーザスサラダ、ビールとオレンジジュースをオーダーしました。
そしてたら、’あの人、あの人’と、同じ便の人が示す先には、’あー、ニック??’。
先週、SWAN/ストレンジャーを演じた、ニコラスカフェツアーイスじゃあないか。
しかもひとりだ。
所在無さ下に一人で、たばこ吸ってすわっている。
プライベートなときに、なんやかやするのは迷惑かしらとかいろいろ葛藤しつつ、でも、一人だし、いいよね、いいよねといって、話かけて握手してもらった。
SWAN/ストレンジャーを演じたダンサーさんに握手してもらえるなんて、と、いっきにミーハーモード全開です。
P:感動しました。
すてきなパフォーマンスをありがとう。
日本からきたのです。
N:日本のどこ?
P:東京です。
N:東京ではみたの?
P.東京で四回みて、今回ここで四回。
N:すごいね。
P:次の公演はいつですか?
N:SWAN LAKEはもうおわっちゃったからね。わかんないけど、来年、イギリスかな。
P:それは哀しいです。
あのー、握手してもらってもいいですか?
N:いいよ。
と、握手をして別れる。
英語やっててよかった。
で、幕間号泣の彼女が次に握手してもらいました。
そうこうしているうちに他のダンサーさんたちがやってきて、わたしの知っている日本で人気のギャブくん、ジョディ、ツアーディレクターのヘザーさんとその他2、三人がビールを飲み始めました。
われわれは、もう少し離れたテーブルからAMPダンサーをつまみにおいしいビールをいただきました。
ギャブ君、すごーいお疲れ気味。
マチネ&ソワレぶっとおしで、お疲れ様でした。
この日は、群舞のSWANだけでなく、幼年王子もやったんだものね。
二時間あまりもどうやって時間つぶそうかと思っていたのに、あまりにおいしい出会いでした。
AMPのダンサーさんたちは、11時頃ひきあげていきました。
それにしても、打ち上げはどうしちゃったんだい?
噂では月曜日(翌日)のお昼の飛行機で帰るといっていたが。
で、われわれも11時半ピックアップだったので、AMPダンサーさんたちが帰ってすぐそのお店をあとにしました。
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