Review
レビューというよりも、観劇ノートのように感じたままをそのまま綴っています。


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 [56]   メアリーポピンズ
2006年5月4日 マチネ
プリンスエドワード劇場(ロンドン)
Bert : Gavin Lee Mary Poppings : Scarlette Strallen
Geroge Banks : Aden Gillett Winifred Banks : Eliza Lumley
子供: わかりません〜
 
これは、マシューボーンが振り付けと演出に参加しているということで、前回きたときから、観劇候補にはいっていました。早めにとったつもりでも、もう2階のドレスサークルしかあいてないほどの人気作品です。
 
が、わたしは、だめでした。これには、大きくわけて二つの理由が考えられます。一番は、体調。右肩がまだ調子が悪いときだったので、午前中にリージェントパークで歩き回った疲れがでて、激しい睡魔に襲われました。もうひとつは、お話自体の内容。ちゃんと前もって予習をしていませんでしたので、せりふに頼らざる得ません。これは、ミュージカルといえども、基本的にせりふがしっかりあるミュージカルですので、聞き取るのはけっこう難儀です。お話自体は、子供と家族と家庭教師のお話なので、大スペクタクルとかヒューマンストーリーではありまえせんので、有体にいうと退屈。で、眠いわ、わかんないわですっかり木曜日マチネを無駄にしてしまったのでした。
 
しかしながら、あなどってはいけません。これは、ウエストエンドのショーとしては、莫大なお金がかかっていると思われる仕掛けが満載です。手品みたいに、ちらかった台所が片付いていったり、人が天井や壁を歩いていたり、もちろんメアリーポピンズは飛びますよ。あきらかに、ブロードウエイ進出を視野にいれた作りです。元気なときに、ショーとして楽しめたならよかったのになと、時々目覚めて目にうつる仕掛けには感心したものです。
 
もうひとつの見所は、やはりマシューならではの群舞です。これは、まるでニューアドベンチャーの舞台のようでした。ミュージカルの中に、マシューのところの作品もふくまれているようで2度おいしい感じです。
 
海外観劇は、体力勝負です。体調管理には十分注意して、このようなことが2度起きないよう肝に銘じたいと思いました。だけどね〜、やっぱり退屈な部分は退屈、好みはあるかもねと思うのでした。
 
 
update:
2006/05/10



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