Review
レビューというよりも、観劇ノートのように感じたままをそのまま綴っています。


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 [83]   Les Liaisons Dangereuses talk show雑記
2005年7月28日 ソワレあと
 
今回、28日公演後にアダムのトークショーが行われました。だいたい、いい加減な英語力で自信はありませんが、まあ、覚えていることだけ残しておきましょう。
 
トークショーのアダムは、いつもの緑のTシャツでした。この日、始まる前にみた時は、日本の危険Tシャツをきており、これで出るのかと思ったら着替えていたので、この緑のTシャツは、アダムのおしゃれ用、おでかけ用なのかもしれないと思いました。日本のトークショーのときは、ゆっくり短くこたえていると思いましたが、ロンドン
のトークショーでは、アダムはしゃべるしゃべる。司会者の人が、ずいぶん細かく説明してくれてありがとうというくらいでした。
 
@この作品は、原作があって、映画があって、バレエ(ダンス)も予定されているが、何に影響をうけたかみたいな質問に対して、アダムはいつものようにマルコビッチの映画にまず影響されて、原作も読んだし、他のコリンファースの映画もみたし、あとどこだかのバレエ団も予定しているのもしっているけど、まずは、マルコヴビッチの映画で、最終的には原作にもどりましたというような答えでした。
 
☆司会者 :舞台は見せるものなのに、最初が原作で、最終的に映像に影響をうけるならわかるけど、逆というのは面白いですね
☆アダム : 原作では、手紙の表現なので、その表現を自分なりに解釈してそれを具体化したかったからです。特にセシルを犯す場面は、映画ではさらっと描かれていますが、原作では’片手でおさえつけ、もう一方の手で愛した’というような表現などは、自分として表現したかったのです。
 
Aちょっと質問はわすれましたが、レズさんが’君はバレエでこの作品をつくりたいの?’と聞いたので、’いやバレエにはしたくない’といったら、’なんでバレエはいやなのかな?’’もっと、表現豊かな演劇的なものをつくりたい。舞台をうめるための群舞のようなものは必要ない’という会話もあったそうです。その製作過程で、歌をいれる(カッツさんの)というアイデアは、作曲家も大変よろこんで、どんどんふくらんでいったそうです。
 
B一般人からの質問で、
☆一般人 :この振り付けは、完全にアダムだけのオリジナルですか?
☆アダム : そうです。ただし、演じる側も尊重しますので、演じる人間が役柄として、このほうがよりよいと提案したときなどは、尊重します。90%は自分の振り付けです。
 
C一般人からの質問で、
☆一般人 : ピアノの場面がとても好きですが、あの演出について教えてください
 
答えはあんまり覚えていませんが、
☆アダム : そうだ、ピアノを回そう’ということになり、まわしたところ、大変効果的でした。
 
D一般人から質問で、
☆一般人 : ハードなステージで特にマチネのある日など、どうしているのですか?
☆アダム : 高麗人参が効きます
 
Eキャストと役柄のことについての質問は、よく覚えてなかたのですが、myサラについては、彼女の内面の強い部分も出したかったとのことです。(トゥーベル夫人は、たぶん原作に比べて、アダムのバージョンは激しいさもあらわしているので、その辺ではないかと思います)
 
F☆司会者 : 日本は、どうでしたか?
☆アダム : 日本のファンは、とても寛容で、東京、大阪、名古屋、神戸、(ちょっと考えて)長野、といきました。日本では、他のパフォーマンスもしたことがありますが、いつもあたたかく迎えてくれます。
 
G☆司会者 : TBSが手がけたそうですが、録画はしたの?
☆アダム : いや、まだですが、スタジオでとりたいとは思っています。
 
H☆司会者 : 今後の予定は、どう?
☆アダム : 今年は、このプロダクションはおしまいです。来年、UKや他の場所でのツアーを検討中です。
 
I☆司会者 : それでは、メッセージを。
☆アダム : また、きてください。
 
 
そして、トークショーでは聞けなかったことをアダムに聞きました。この質問は、ロンドン一日目をみてから、翌日ずーと練習して、かたまらないでやっときけました。
 
☆わたし : 東京に比べて、表現のしかたや、各登場人物の解釈がとても明確になっていると思います。
☆アダム : そう?
☆わたし : この変化は、英国と日本の観客の違いによるものですか?それとも、解釈の変化(progressing of the interpretation)ですか?それとも他に理由が?
☆アダム : Progressing of the nterpretationだよ。常に作品の表現や解釈を深めようとしているので、変化しています。
update:
2005/08/03



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