ぼくのBMW日記
第37回 さよならドライブ(苦渋のお別れ)
2002年3月30日(土)
春は、別れの季節ともいいます。そして、ぼくも僕の相棒BMW325iくんとのお別れをする日がやってきました。1998年12月、運命的な出会いを果たし、3年3ヶ月間のお付き合いとなりました。手放す日が決まった前日の夜、いままでのいろいろな思い出を懐古すべく、「BMWくん、さよならドライブ」に出かけてきました。
横浜みなとみらい地区です。
ここ最近のBMくんは、至って調子よく、ラストドライブになるこの日も、いつもと同じように特に変わることなく淡々と走ります。この日に限っては、カーオーディオは、OFFにしてエンジンサウンドのみでいきました。ぼくにとっては、初めての外車、そして8年間憧れていて購入したクルマですから、思い入れは大きく、納車当日には、うれしすぎて思わずニヤニヤしていたことなど、これまでのいろいろなことを思い出します。トラブルもそれなりにありましたが、想像をしていたほどではなく、楽しい外車ライフをおくることができました。
乗れば乗るほどに愛着が湧いてくるのですが、どうして手放すことになったかというと、いろいろ苦渋の選択がありました。一番の理由は、これからの維持費が心配になってしまったことなんです。こんなことを書いちゃうとまだまだアマイ外車乗りなんだと思われて仕方ありませんが、現実問題として、この先このクルマをどうしていくかを考えると、このタイミングで手放すのもいいのかと思いました。
悩みは大きく2つあって、ひとつは走行距離。ついこのあいだ10万km突破しました。普通にいくと年末に車検が来ることになってます。クルマの調子とは関係なく、10万kmの走行距離で無条件交換パーツって結構あるんじゃないかと思いました。ざっとみても40〜50万円は、必要になるらしいので厳しいものです。(ディーラー車検を辞めれば別かなー?)
あともうひとつは走っていて感じることですが、やっぱりエンジン(走り)のオイシイ時期は越えてしまっていることです。体感的なもので、慣れとかあるかもしれませんが、80,000kmを越してぐらいから、少しずつ落ちてきているのかなーなんて思うようになってきました。それでも十分走るんですけど、以前の感覚と比べて不満に思ったりします。ATF交換なんかもしてみたかったのですが、前オーナーがどうしていたかわからなかったのでやめました。
本当は、手放したくはないんです。ぼくに余裕があれば、パーアンBMWミュージアムなんて維持していきたいんですが、保管する場所もなにもないのでそうせざるをえませんでした。仕方ありません。
そして、「さよならドライブ」を終えた次の日、BMくんを引き取りに来て貰いました。
いま、ぼくの契約している駐車スペースにはなにもありません。クルマなくして生活できないぼくは、これからの次なる相棒を探していくことになりました。
おしまい。
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